太陽と月のアスペクト、葛藤のスクエア
西洋占星術において太陽と月のアスペクトは注目してみるアスペクトの一つです。
今回は、太陽と月のアスペクト、特に自分自身の中に葛藤を生みやすい角度である90度(スクエア)についてみていきます。
太陽と月の主なアスペクト
太陽・・・公的な自分(意識)
月・・・ありのままの私(無意識)
0度:コンジャンクション
新月の生まれ
太陽星座と月星座が同じ星座の方です
公私が同じ方向性で自分の中に葛藤を抱えることは少ないタイプ。一方で、自分自身を客観視するのは苦手。
120度:トライン
太陽星座と月星座のエレメントが同じ方です
火のエレメント:牡羊座・獅子座・射手座
地のエレメント:牡牛座・乙女座・山羊座
風のエレメント:双子座・天秤座・水瓶座
水のエレメント:かに座・蠍座・うお座
太陽(意識)と月(無意識)のバランスが取れている。環境に恵まれて育つことも多いでしょう。
180度:オポジション
満月の生まれ
太陽と月(月と太陽)の組み合わせが下記の方
牡羊座ー天秤座
牡牛座ー蠍座
双子座ー射手座
かに座ー山羊座
獅子座ー水瓶座
乙女座ーうお座
太陽(意識)と月(無意識)が向かい合っているので、心に葛藤は多いものの、自分自身を客観視できるタイプ。
90度:スクエア
半月の生まれ(上弦の月または下弦の月)
月と太陽の3区分が同じで、満月生まれ以外の方
3区分とは、、
活動宮:牡羊座・かに座・天秤座・山羊座
不動宮:牡牛座・獅子座・蠍座・水瓶座
柔軟宮:双子座・乙女座・射手座・うお座
意識と無意識、実現できるものと望んでいるものとの間に大きな葛藤、心の衝突を抱えるでしょう。
多くの西洋占星術の本には90度、スクエアのアスペクトがあると衝突や葛藤があると書かれていることが多いです。
そもそも、西洋占星術をはじめとする命術は、あなたはそれを体験するために自分で決めて生まれてきましたよ!というのが前提であるので、葛藤のアスペクトもご自身であえてそれを望んで生まれてきたということです。
素晴らしいチャレンジャーさんなのです!!!
同じ90度の葛藤。上弦の月、下弦の月、葛藤に違いはあるのか?
ということについてですが、
上弦の月とは、新月~満月に月が満ちていく時の半月
下弦の月とは、満月~新月に月が欠けていく時の半月
上弦の月生まれ
太陽星座ー月星座の例
(オーブの設定にもよりますが、下記でも必ず90度のアスペクトではないこともあります)
牡羊座ーかに座 かに座ー天秤座 天秤座ー山羊座 山羊座ー牡羊座
牡牛座ー獅子座 獅子座ー蠍座 蠍座ー水瓶座 水瓶座ー牡牛座
双子座ー乙女座 乙女座ー射手座 射手座ーうお座 うお座ー双子座
無意識(月)が満ちていく途中、意識と無意識の同居している、相反する二つの側面がある状態の月
やる気になったら、いきなり落ちこんでしまったり。
強気でいたと思ったら、弱気になって自己嫌悪。。
ご自身の性格に悩んでしまうことも多いかと思います。
葛藤を乗り越えて自分の生き方を貫いていく方。
失敗があっても、自分自身を立て直し進んでいける強い方です。
下弦の月生まれ
太陽星座ー月星座の例
(オーブの設定にもよりますが、下記でも必ず90度のアスペクトではないこともあります)
牡羊座ー山羊座 かに座ー牡羊座 天秤座ーかに座 山羊座ー天秤座
牡牛座ー水瓶座 獅子座ー牡牛座 蠍座ー獅子座 水瓶座ー蠍座
双子座ーうお座 乙女座ー双子座 射手座ー乙女座 うお座ー射手座
意識(太陽)が無意識へともどっていく
意識と無意識の同居で相反する二面性があり、葛藤はしやすい。
但し、一度満月として満ちた経験をしているので、自分が何をやるべきなのか、自分の使命を実現していく人。
大きな野望を抱いて、冷静に、自分にできることを見極めていける人です。
上弦の月下弦の月、葛藤の違いのまとめ
上弦の月は、これから満ちていくパワーにあふれている
やりたいことはぜひやってみて!
トライ&エラーで落ち込むことがあっても、
挑戦し、葛藤を乗り越えていく人
下弦の月は、欠けていく落ち着き
一度は満ち、今度は使命に向かっていく
自分は無力と思っても、成し遂げる人です
どのような太陽と月の星座に生まれたとしても、その太陽と月がどのようなアスペクトをとっているとしても、すべてあなたが今世で成し遂げたいことのため、ご自身で設定して生まれてきたのです。
みなさまお一人お一人、みんな違っていて、みなさん素晴らしいのです!
今日も口角をあげていきましょう!
Smile♡
参考文献:鏡リュウジのルネーション占星術
(鏡リュウジ著、説話社 2016年)