見出し画像

まさかの産物からの、、最高の一皿。

11/18、外は強風。
今日のお昼ごはん🍚
午前中、農家さんから沢山野菜が届いた。

【ビーツの茎ごはん】
今すぐ使わないと硬くなってしまいそうなビーツの太い茎、一本を薄く刻んで米と炊く。
お客さま用に仕込んでおいた乾燥グリーンピースの茹で汁少しと豆も5、6粒、塩も僅かに入れて。炊き上がりはオレンジ色。
皿に持ってから、偶然出来たカルダモンカッテージチーズを少し、オリーブオイル、結晶塩を散らして。カルダモンがほんのり効いた手作りチーズ、最高に素晴らしい組み合わせと我ながら思った。

【白菜のクリーム煮】
ストウブの鍋に、ちぎった白菜、生姜千切り、玉ねぎスライス少し、短いタイム一本、塩、ギー、ブラックペッパーを重ねて、ほんの少しグリーンピースの茹で汁を入れて蒸し煮する。湯気が上がったら弱火にして15分程、白菜が柔らかくくったりとなるまで優しく火を入れて。
米粉を溶いた牛乳を入れてとろみがついて沸々としてくるまで混ぜながら煮て仕上げる。

※この牛乳がミソ🥛
昨日で賞味期限が切れたノンホモ牛乳。瓶の中で自然発酵が始まり、ほのかに酸味を感じる。そのまま置いておいたらヨーグルトになりそうな発酵臭を醸している。
牛乳とチーズの狭間、そんな過程だからこそ生まれた素晴らしい一皿。もう二度と出会えないであろう味わいに、一人興奮気味に味見した。

【ニラの坦々風胡麻和え】
ニラは刻んで小鍋へ、塩少々、すりおろした生姜、呼び水を入れて火を入れる。
柔らかく甘い香りがして来たら火からおろし、醤油、白練り胡麻、白ごまを指で捻る、ごま油少々を加えて和える。

一見とっ散らかっていそうな野菜料理たち。
ちゃんと一食の中で調和する最高の味わいでした。

自然から生まれたもの、過剰な加工をせずにピュアなものは、菌が生きてる、強い、多様性の中で共生してる。だから腐らずに発酵する。
本当の強さって、一人が強く独占することではなくて、みんなと手を繋ぎあって助け合って生きることなんだと胸に落ちた気分。
わたしもこんな世界を生きる。

今日も料理を通じて、目の前の一食、台所と大地から貴重なメッセージ受け取りました。
ごちそうさまでした🙏✨

いいなと思ったら応援しよう!