007 読書好きの本の読みかた
「006 物や人に恵まれる在り方を」ということで、学校に行けなくなった次女が、人に恵まれて、無事に「普通の小学生」になれたよ、と書いた前回。相変わらず、ビュッフェレストランでは、中学生にカウントされそうになりますが、見た目は仕方ない。
さて、005話の終わりに、次女が本の虫になったわけは?というようなことを書きましたが、実は何もしていません。
寝る前の読み聞かせなんか全く。
というか、我が子たちは読み聞かせなんかしなくとも、おやすみ、というと勝手に寝てしまうので、就寝前に読み聞かせはしませんでした。親としては、ありがたいばかり。
少し話が逸れますが、うちの子たちはみな、名前に植物にまつわる漢字が付いています。そして次女にだけ文字にまつわる漢字も使いました。
なぜかというと、私も夫も、文字に関する仕事をしていたから。
一人くらい、文字にまつわる名前の子がいてもいいのでは?
という夫の意見でそういうことに。
名は体を表す。
夫とは、彼女が読書好きなのは名前のせいかもね、と話しています。そういうことにしておこうと。でも実際はどうなのでしょう。
閑話休題、話を元に戻します。
次女が学校へいけなくなった時に受けたテストの一つに、IQテストがありました。細かい結果は良いとして、とにかく、文字の認識力が抜群に高いことがわかりました。ですので、文章がすんなり頭に入り、スポンジのように吸収できるのでしょう。
我が家は、読書という意味での本だけは好きなものを買ってあげるようにしています。なので、アナ雪の本も、映画を見た直後、子供達が同時に欲しがったので、幼児用、低学年用、高学年用と同じ内容のものが揃っています。
小さい頃はよかったのですが、今の次女はものすごいハイペースで読んでいくので、専らブックオフのお世話になっています。
今はまっている長いシリーズが、発刊が古めの物がちょうど108円だったので、まだ400円の物は次回、108円のものは好きなだけどうぞ、というと、8冊買っていました。いや、ほんと有り難い。1冊分の値段で、8冊ですからね。ブックオフ様々です。
これでも、本人としては日々の本は足りず、お友だちと借りたり、自分のお小遣いで買ったり。それでも足りないので、気に入った本は何度も何度も読んでいます。
先日、何かの記事で読みましたが、同じ本を何度も何度も読むことは良いんだそう。
戦国時代のシリーズにはまり、何度も何度も繰り返し読んでいたため、戦国時代の系譜は頭にたたき込まれていて、誰と誰が兄弟姉妹で、誰と誰が婚姻関係にあるのかなど、ポンポン答えます。
すごすぎて、ついていけません。
申し訳ないけど、一生懸命話してくれますが、こちらはちんぷんかんぷんです。
これだけ本を読むのに、集英社のみらい文庫や角川つばさ文庫など、児童文庫が中心なので、主人が「もっと大人向けの本でも良いんじゃないの?」と行言っていましたが、男の人には分かってないなぁ……。
「キュンキュンしたいお年頃なのよ」
というと、次女は恥ずかしそうに笑っていました。
でも、ホント、読書が好きな人と苦手な人に、どんな違いがあるのでしょう。
これも何かで読んだのですが、読書好きな人は、本の文字が音で聞こえてくるというか、自動的に音に変換して頭に入れているけど、好きではない人は、単なる文字の羅列でしかないそうです。
そんな話を家族でしていると、本好きの私、夫、次女は音で聞こえるけど、苦手な長女はやはり単なる文字の羅列でしかないそうです。
よくよく考えると、音読って、音にして脳に届ける訓練なのかもしれません。その第一歩が読み聞かせなのかもしれないですね。
ちなみに、音に変換されて脳に届ける、と言いましたが、主人は、誰かの朗読のように、同じ音(声)で脳に届けるようですが、私と次女は、台詞は登場人物ごとに声が違うよ、というと、ものすごく驚いていました。
映画になった作品を読んだりすると、台詞はすべてその映画のキャストの人の声になります。そうでなくても、自分が考えるキャラクターの声になります。こういうのが良いな〜と思うのではなく、読みながら自然にキャラができあがって、勝手にしゃべる感じです。
でも、夫は違うそうです。
みなさんは、どのように読書されていますか?
「一芸に秀でる子」をモットーに、部活のために中2から私立に転校して寮生活を送っている中3、受験勉強を自ら希望し、読書力だけで乗り切ろうとする小6、彼氏アリのおしゃまな小2の三姉妹を育てる母です。普段は、書籍などのデザイン・編集・雑用をこなす、獅子座のAB型です。