買い物しない私がタンザニアで迷わず買ってしまうもの
マンボ!
タンザニア在住ライターのほりとも(@tmk_255)です。
物への執着があまりないというのか、おしゃれに興味がないというのか、昔から、それほど買い物には興味のない私。
ですが、タンザニアで、お友達について買い物に行ったはずなのに、
必ず自分も買ってしまうものがあります。
今日は、物欲がほとんどない私が、毎回必ず買ってしまうタンザニアのあるものについて。あなたにも、そんな特別なアイテムがありますか?
日本人には派手すぎでしょ…
タンザニアで女性が着ている服によく使われているのがアフリカ布。特にキテンゲという布は、タンザニアの女性にとっても特別なアイテム。
町を歩けば、カラフルなアフリカ布に身を包んだタンザニア女性たちがあちこちに。素敵だなーと思う一方で、ちょっと日本人が着るには派手かなあとも思っていました。
タンザニアの人が着るものだと思っていた私ですが、タンザニアに住む日本人のお友達みんながアフリカ布をとても素敵に着こなしているではありませんか。ホームパーティで家族おそろいで着てきたり、白いシャツにアフリカ布のロングスカートやロングパンツを優雅に着こなしているママ友達もいます。「日本人には派手」というアフリカ布への先入観もいつのまにかなくなり、自分も着てみたくなりました。
買い物もまたタンザニアらしく
アフリカ布の買い物も、これまた楽しいのです。外国人が多く住むエリアから、三輪タクシーに揺られること20分ほど。
「これこそ、本当のタンザニア」と感じるローカルな雰囲気のダウンタウンに到着すると、アフリカ布のお店が並んでいます。外国人だ!とばかりに、私たちを見つけたお店の女性たちが、商品のアフリカ布を肩にかついでわーっと集まってきます。
放っておいてもらえると、ゆっくり布選びができるのですが、放っておいてくれるお店は稀。「これはどう?」「この色が似合うよ」「友達価格で提供するよ」と、あちこちから声を掛けられます。
スワヒリ語でお店の女性たちと会話を楽しみつつ、目の前に広がるまばゆい色のキテンゲたちを鑑賞しながら、運命の出会いを楽しみます。優柔不断な私ですが、アフリカ布に関しては、「これだ!」というものがすぐに決まります。
アフリカ布を買う予定はなく、お友達の買い物について行くだけのつもりが、必ず自分も毎回買ってしまう。私にとってそんな中毒性のあるのがこのアフリカ布なんです。
お手頃価格なのも魅力です。3万シリング(約1800円)で、1メートル x 5メートル という大きなサイズのアフリカ布が買えます。これ1枚で、家族4人でお揃いの服が出来上がり。
着るもので気持ちが変わる体験
たくさんの布の中からお気に入りの1品を見つけるのも楽しいのですが、実際にその服を着た時も、お店の既製品を着るのとは別のワクワク感があります。
タンザニア女性のようにうまく着こなせているかわかりませんが、身に着けることで、なんだかタンザニアの仲間入りをしたような、守られているような、安心感があります。
そして、街に繰り出すと、「あら、その布いいわね」とタンザニア女性に声を変えてもらえるのもまた嬉しい。
おわりに
引っ越しが多いこともあり、ものを減らしたいと常に思っている私なのに、アフリカ布だけは、その魅力にひきよせられて、毎回買ってしまいます。
最近は日本でも、アフリカ布の服や小物も日本のお店で手軽に買えるようになってきたようです。町で、カラフルなアフリカ布に出会ったら、普段は身に着けないようなデザインや色を、ぜひトライしてみてください。いつもと違うワクワク感が楽しめるかもしれません。
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