両親への感謝を、ただただ書き連ねてみる。
今回は、私が両親への感謝の気持ちを忘れないための、ただただ個人的な記録です。
ふと思い出した、子供のころの母の記憶。
先日、子供のころ耳鼻科に通っていたことをふと思い出した。
幼稚園~小学校低学年くらいの頃だったと思う。
アレルギー性鼻炎で鼻がよく詰まっていたため、耳鼻科で鼻の通りをよくしてもらっていた。
母の自転車の後ろに乗せられて通っていたのだけど、今思い出すとその道中はものすごい坂道で、自転車だけでも押して登るのはかなり大変な坂道だった。なのに私は悠々と荷台に座ったまま、母の押す自転車に揺られていた記憶がある。
母が降りろと言ったかどうかは覚えてないが(恐らく言ったに違いない)、今の私が母だったら、なんとしてでも歩かせていると思う。
あぁ、こんな大変な思いをして私を耳鼻科まで連れて行ってくれていたのか…と思うと、急に感謝を伝えたくなった。
最近特に、感謝や自分の気持ちは思ったときに伝えておかないと後悔するかも、とよく思うので、「あの時はありがとう。」と母に伝えてみた。
母は「突然やな。」といいながら笑っていた。
この歳になって、両親に感謝すること、親ってすごいんだな、と思うことが数えきれないほど出てくる。
昔は何とも思わず、むしろ当たり前のようにしてもらっていたことが、実はとても有難くて、すごいことなんだと、親になる歳になって身をもって感じる。
もし結婚式をする機会があったなら、両親への手紙で感謝の気持ちを伝えることがあったのかもしれないが、残念ながら私にはまだその機会もなく、これからありそうな気配もないので、ここで一度有難く思うことを書き連ねてみて、本人にはこれから小出しに伝えていけたらと思う。
一度に伝えると、何かあったんじゃなかろうかと心配されそうなので、あくまで小出しに。笑
まず簡単に両親がどんな人たちなのか説明すると…
父は地方出身。小さな会社を経営していて、現在第一線は退いている。
母は専業主婦で、昔から家族のことを最優先にしくれていた。
子供は私含めて3人。プラス1匹わんこがいた。
父は、ザ・昭和のお父さんといった感じの堅物そうで口数が少ないタイプ。(家族間ではそれなりに冗談を言ったりして会話するけれど、初対面や慣れない人には100%怖く見える。)
母は、ザ・優しいお母さんといった感じで、明るくてやや天然でほんわりしている。家族の太陽的存在。
そんな両親に有難く思っていることを、思いつくがまま以下に書き連ねていこうと思う。
うちの親のすごいとこ。有難く思うこと。
・健康な体に産んでくれたこと。
・毎日毎日、何品もおかずを用意して、違うメニューで食事の用意をしてくれたこと。
・毎日お弁当を作ってくれたこと。
・学生時代、遊びに行ってどんなに帰りが遅くなっても寝ずに待っていてくれたこと。
・家族5人、何不自由なく暮らせるほどのお金を稼いでくれたこと。
・家族を養うのみならず、従業員にきちんとお給料を払える会社を経営していること。
(これ、最近になって本当にすごいなと思う。私は自分ひとり養うので精一杯。涙 )
・気分の浮き沈みを表に出さず、どんなに大変な時も子供たちの前ではいつもと同じで、理由がわからないけど機嫌が悪いということがなかったこと。(もちろん自分や兄弟が原因で機嫌を損ねたことはたくさんある。笑)
・70歳を超えた今でも、元気でいてくれること。元気でいようと努力していること。
・私の就職活動がうまくいかず、無職の期間が長くなっても、母は責めたり焦らせるようなことは一切言わず見守ってくれたこと。父は言いたい気持ちをぐっとこらえて控えめに心配してくれたこと。笑
・無職繋がりで。近所の目や体裁をあまり気にしないこと。
(この年で独身なんて…はずかしいとか、無職なんて…はずかしいとか。事実なんだからしょうがないでしょって感じ。)
・短期留学やワーキングホリデーなど、海外で暮らすという経験をさせてくれたこと。
・高校を卒業してすぐに車の免許を取らせてくれたこと。
・登山を身近な存在にしてくれたこと。
・私が人生における新しい選択をしたとき、父はいつも最初は否定的なことを言うけれど、最後にはいつも背中をおしてくれて支援をしてくれようとしたこと。(娘のすることは応援はしたいけれど、悪い事態にならないように、最初に甘くないことを教えてくれようとしているのだと思う。)
・母は父を否定することを一切言わないこと。文句は言っても笑い話にすること。
・毎年お正月・お盆に田舎に帰るという経験をさせてくれたこと。帰る田舎を作ってくれたこと。(父は小さな島国出身。)
・親戚関係、ご近所さん、いつも回りと良好な関係を築いていること。
・自分のことは二の次で、子供たち、家族のために時間を注いでくれたこと。
・今でも旅行や外出に付き合ってくれること。
・なんだかんだ私は両親に愛されていると感じさせてくれること。
書いてみて思うこと。
昔は両親に憧れるなんて考えもしなかったな。
むしろ働くお母さんに憧れたり、かっこいい友達のお父さんにあこがれたり。なんで○○ちゃんちはこうなのに、うちのはこうなんだ…とか文句しか出てこなかった気がする。
だけどこうやって書いてみると、私はなんて恵まれてるんだということ、なんて有難い両親のもとに生まれたんだということに感謝するとともに、今の私にできていないことだらけでちょっと落ち込んでしまう…
私は自分一人が満足に生きていくために必要なこともできていない気がするのに、自分だけでなく家族5人に不自由のない、というかそれ以上の生活をさせてくれた両親が雲の上の存在に見える。
尊敬の念。
これからきちんと伝えていこう。感謝の気持ち。
思いつく度、追記しよう。
そして私も、自分なりに一生懸命生きていこう。