忘れちゃうんだよね。。
4年前、突然会社を辞めた。
次にやることも決めず、突然辞めた。
完全に参っていた。
とにかく逃げ出したかった。
そして逃げた。
あの時逃げておいて今は正解だと思っている。
でも当時はキツかった。先が何もない状態に。
仕事を辞めて、会社に行かなくなり、有休消化の1ヶ月間が始まった。
その時はまだ会社に籍が残っている。
つまりは健康保険証も使えるし、勤務先を書類に記入する際も、会社名を 名乗れる。社会的信用がある。
退職日以降、ただのその辺ふらついてる人間になる。
世間に何の価値も生み出してない男になる。
家族にとっても迷惑だ。
毎日何もしない奴が家にいる。世間体も悪い。
端的にいうと、その失業生活に3ヶ月目で飽きた。
退職日から3ヶ月後、ものすごく働きたくなった。
ハワイに一人で旅行に行き、先のない状態での旅行は全く楽しめないことを知ったからだ。
ハワイ滞在中に持っていったPCで転職活動を始めた。ものすごく必死に。
現実は甘くない。
無職の人間に条件の良い提示などあるはずもない。
いくら前職でこのポジションだった、いくらもらってた、と言っても「そーすか」レベルの話だ。
給料を上げていきたかったら次の職場も決まってないのに会社を辞めてはならない。(それについては以下記事で書いている)
とにかく辞めないと、自身が先に進めない状態だったので会社を辞めた。
ただ、無職でいることで得たこともある。
まず、それまで嫁がやっていた家事(洗濯、掃除等)をやるようになった。その時までほぼ100%の家事を嫁がやっていた。ひどい旦那だ。
失業して気づいた。こんなにたくさんの家事が存在していたのか、と。それでも自分が関わった家事は全体の2〜3割ほどに過ぎないが。
そして嫁に感謝し、それ以降家事の一部を自分が担当することになった。
でも人間だ。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」というが、私も同様に熱さを忘れた。そして次第に家事は進んでやるものから、やらされるものになっていった。
多分、人はそう簡単には変わらない。
人間は同じ過ちを何度も繰り返していく。
世で戦争が繰り返されているのがその証拠だ。
その後私はどんどん初心を忘れ、多くの大切なものを失った後、ようやく何が一番大切だったかを知った。
失業を経験したせいで、仕事をいただけることのありがたみも思い出した。
バイトしてはじめて給料をもらった時、自分の労働にお金が支払われた喜びを思い出した。
だから、今、いくら仕事がきつくても、安易に会社をやめようとは思わない。ポジティブに辞めていくなら良いが、逃げるように会社をやめることはもうないだろう。
人は同じ過ちを何度も繰り返す。
だからこそ、自分を振り返る時間を持っていきたい。
手帳に日々の気持ちを綴っているが、これは振り返りにはなかなか効果を発揮する。もし、日記というもののハードルが高い場合は手帳を一冊購入し、なんでもいいのでその日思ったこと、あったことなどのメモを書いていくことで日々を振り返ってみる。
私は、最近大きな過ちを犯した。
もう悔やんでも仕方のないことだ。
同じ過ちは2度と繰り返さないよう、日々振り返ることとする。
過ぎてしまったことはもう取り戻せない。
これから先、よりよい人生を歩んでいくために手帳で日々振り返ることとする。1日も欠かさずにね。
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