【保護犬との生活】シーザー・ミランさんの「犬が教えてくれる大切なこと」を読んで
5月に保護犬をうちに迎えてからというもの、実は犬についてよく知らないことが多く、すがる思いでカリスマドックトレーナーが書かれた本を手に取った。
発想は単純だ。カリスマから少しでも知識や経験をわけてもらおうということだ。
すがったのは、「シーザー・ミランの犬が教えてくれる大切なこと」という本。
テレビにも出ていた人らしく、それなりに有名な方らしいが、私は全く存じ上げない。
でも本を書くからにはそれなりの人なんだろうということで読んでみた。
彼のいろんなタイプの犬との出会いや、それら犬たちから教えてもらったことについていろいろと書いてあり、実際非常にためになったので、心に残った部分を3つに絞り込み、ここに共有したいと思う。
まずは
犬は引きずらない
ということ。
人間は、というか、私は特に引きずりがちなのだが、犬は過去を引きずらないそうだ。
例えば、うちにいるのは元保護犬のトイプードルなのだが、辛い過去であっても、それは過去のことだから、彼女としては過去に何があったかなんてあまり関係ないらしい。かっこよく言うと、「今を生きてる」ということだ。
そして、
犬が人間より幸福なのは、ものごとはシンプルなほど素晴らしいとわかっているからだ。
とのこと。
つまり朝に起きて、その日を楽しむことだけに集中しているということだろうか。今という「瞬間」を味わい尽くしているらしい。
ただ、うちの犬は、人間にあまりよく扱われてこなかったらしく、もう2ヶ月間も一緒に住んでいるのに、今でも毎日ビクビクしながら生きている。まぁそれとこれとは違うということだろうか。トラウマ的なのはしばらくは残るんだろう。きっと。気長に付き合っていく。
その日その日を精一杯楽しみに生きているということを知ってしまったので、つまり、1日のうち、散歩に出る時間だけを楽しみにしていると知ってしまったので、コンディションが悪くない限りは散歩は毎日絶対に行かなきゃとあらためて思った。
トラウマ的な精神的苦痛はさておき、その日その日をリセットして、前向きに生きている犬の姿には、憧れる。
なんか、シンプルでいい。
次に、
伝わる
ということ。
犬には、人間の言葉が伝わるらしい。本当かどうかわからないが、我々の喋っている言葉の意味を理解してるようなので、聞こえちゃまずい話はひっそりと話すようにしている。
飼い主の心の状態がそのまま飼い犬にダイレクトに伝わるようなので、飼い主は常に心のバランスを保っておく必要がある。
飼い主が心のバランスを乱すと、それが犬の行動に出るとのこと。
具体的に言うと、飼い主の心が乱れてると、犬が問題行動を起こすということだ。家具をかじったりね。
だからこそ、飼い主はしっかりと心を安定させ、飼い犬に不安を与えないように生きていく必要がある。
不安定なリーダーに従える動物は人間だけだ
という一節があり、言われてみればごもっともだ。
人間は顔色を伺って行動したりするが、犬の世界にはそれはないのかもしれない。
自分がしっかりしなければ、飼い犬も迷ってしまう。
自分を常に見てくれているパートナーがいる。そう考えると、しっかり前を向いて生きていこうという気持ちになる。
最後に、
知恵
犬を飼う。それは、何世代も前から続く犬の過去と知恵を受け継ぐということ
老犬であればあるほど知恵が蓄積されいる。
高齢犬は、人間と一緒で、年をとると、目が見えなくなっなり、歩けなくなったりしてくる。ただ高齢犬は、この世で1番鋭い洞察力を持ち、共感力に優れ、博識の生き物であるとのこと。つまりは、老犬と暮らす事は非常にラッキーであるということだ。人間は、老犬から多くのことを学べるから。
うちの愛犬ラブリはまだ5歳。老犬になるまでにはあと6、7年あるのかな。
一緒にたくさんいろんな経験をしていて、いろいろなことを吸収し、お互いにとって、幸せな生活を送っていけるよう、心を安定させ、日々、励んでいきたいと思っている。
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