なぜたらたらリーマンを続けているのか?
リーマン、つまりはサラリーマンを続けている理由。
続けているというか、結果続けちゃってるというか。
あえてリーマン続けていますとも言えないのだが、結果として、46の今でもリーマンを続けている理由をちょっと書こうと思う。
私のハンドルネームというのか、「サラリーマン辞められない中年」って書いてありますが、まさに辞められないのである。
ただ、ここはポジティブにとらえていきたい。
私はサラリーマンの仕事で得る給料をベーシックインカムだと思っている。
何もしなくても給料日にお金が振り込まれる。
実際は何もしてなくはないが、個人事業主の方ほど神経すり減らしたりはしていない。
給料日には必ず給料が振り込まれるということはそういうことだ。
いくら偉そうなことを言っても、やっぱりサラリーマンはその点守られている。
だから、私は脱サラして「ベーシックインカム」を捨ててまで独立する人たちを尊敬している。
私もそのレベルに行きたいからだ。
かつて一度会社を辞めたことがある。
転職ではない。単に辞めたのだ。
(詳しい話は以下記事で)
仕事を単に辞めてみると、それまで見えてなかったものが見えてくるようになる。
まず、社会的信用を失う。おそらく新規で賃貸マンションも契約できないし、クレジットカードも契約できない。
転職市場においても、その人の能力関係なく、現職じゃないということで値踏みされる。
海外旅行に行ってもちっとも楽しくない。
お金は減る一方であり、二度と人生復活できないんじゃないかと悩んでしまったりもする。
独立のために会社を辞めたとして、その独立の話がパッとしなかったら、ただの無職だ。社会的信用ゼロの人だ。
「ベーシックインカム」と社会的信用の両方を同時に失う。
脅しているわけじゃないが、会社を辞めるとはそういうことだ。
若い頃はそこまで考えなかった。
だから、会社を辞めて一年以上、海外留学にも行った。
帰ってきても若いから給料の額にこだわらなければ、仕事もそれなりにあった。
これが年齢を重ねてくると、会社を辞めることが怖くなってくる。ちっちゃな話だが、健康診断、人間ドックさえも自腹になる。
でも私の場合、リーマン生活を今後ずっと続けたとしてもあと14年ほどだ。
ずっと続けることは想像できないが、続けたとしてもあと14年だ。
以前、島田紳助さんが、人生を時計の針に例えていた。
私の針はすでに長針が46分のところをさしている。
この時計の針の二周目からは、世間の自分への当たりが急にキツくなってくる。
嘱託社員として同じ会社に再就職したとしても給料は3分の1から4分の1になる。
さあどうしよう。
年金も期待できないし。
それこそ死ぬために生きるみたいな状態になる。
でも諦めちゃダメだ。
テレビを見れば、60歳をこえた政治家たちが、権力争いをしている。
あれぐらいの野心は常に持ち続けておきたい。
お給料という「ベーシックインカム」がもらえているうちに、考え、行動を起こすべきだろう。
その「ベーシックインカム」をもらいながら、政治家のような野心をメラメラさせ、独立の準備をする。だから、リーマンはそう簡単には辞めない、よ。