コーヒー1日修行
3年前、山梨のとある焙煎珈琲屋さんに、1日コーヒー屋修行に行った。
ちょっと本気でコーヒーを学びたくて、まずは1日修行から始めてみた。
そこでは豆の焙煎方法からコーヒーの入れ方まで全てを5時間で教えてくれた。
マンツーマンレッスンで、質問があればいつでも質問でき、私だけの時間として5時間過ごすことができた。
マンツーマンってすばらしい。
自分の思うがままに時間を使える。
その日はいろいろな「実験」をした。
コーヒーをこのように入れると美味しいコーヒーになり、このようにしてしまうと不味いコーヒーができる。
実はこの部分だけとって味見するとこんな味なんだ。
だから、これはここには入れなくていい。など。
まるで理科の実験のようだった。
企業秘密になるので実際私が教えてもらったコーヒーの入れ方はここではお伝えできないが、その「実験」以降、私のコーヒーの入れ方は劇的に変わった。
いくらいい豆を買ったとしても入れ方がいけてなければ美味しくない。
コーヒーは入れ方が全てだ。
もちろん豆の質もあるだろう。
ただ入れ方で良い豆もダメな味になる
だから、コーヒーにおいては入れ方を学ぶことがものすごく大切だ。
何が言いたいかと言うと、学びたいことがあったら、まずは専門家に聞くということ。専門家は自身でめちゃくちゃ時間を使って研究したことを、非常に安価な価格で教えてくれる。
例えば私が山梨に行って受けた計5時間のマンツーマンレッスン、これは10,000円だ。高いか安いか。正直、これ激安だと思う。
コーヒーの入れ方を教えてくれた彼は、そのコーヒーの入れ方にたどり着くまでに少なくとも1万以上投資をしている。それを私にたったの一万円で教えてくれた。
また、彼がこれまでトライしてきたいろいろなビジネスについても教えてくれ、なぜコーヒー屋をビジネスとして選んだかの理由も語ってくれた。
そしてなぜ山梨なのかも。
非常に内容の濃い5時間。
自宅のある横浜から車で片道5時間ぐらいのところにそのコーヒー屋さんがあるので、計15時間かな。移動時間の方が長い。。
でもあの日は今でも忘れられない1日になってる。
そして私にはコーヒー屋は向かないと思わせてくれた非常に大切な1日だ。
世の中には何でも無料で済ませようとする人がいる。
それは可能であれば無料が良いだろう。
でも、無料で入手できる情報の質には限界がある。
やはり有料には有料なりの理由がある。
私はビジネススクールで、自分が同様のビジネスをしたいのであれば、まずは同業他社に課金してみるべきだと学んだ。
課金してみないと見えてこない世界があるからだ。
私がとあるコーヒー屋を訪れ、お客の立場でコーヒーを飲みながら話す内容と、10,000円を払って5時間時間使ってマンツーマンで教えてもらった内容の質には雲泥の差がある。
もう一度言う。たった10,000円だ。
そんなチャンスが、世の中にはごろごろしている。
それが、100万円、200万円で試してみろ言われると、なかなか腰が上がらない。試してみる額じゃない。
ただ、一万円となると話は変わる。なくなっても痛くない。騙されても痛くない。むしろ騙されたとしたら、それは良いレッスン料となるだろう。
Again、こんなチャンス世の中にはごろごろしている。
例えば、英語を学びたい。
自分でめいっぱい勉強する。
ただ、自力では超えられない壁がある。
学校の先生も忙しいのかなんなのか、結局あてにできない。
その時が専門家に頼る時だ。
専門家もスーパーマンではない。1人で全てはカバーできない。
そうなると、その時一番必要としている、自分のニーズに合っている専門家からまず学ぶべきだ。そして、自分が次のステージへと移る時に、次の専門家に移籍する。
例えばビジネス現場での異文化間コミニケーションや、実際のビジネス現場で使われている英語のレベル、楽しい英語の学び方や、子どもへの傾聴、子どもとの雑談力など、英語学習のみならず、子ども一人一人としっかり向き合ってくれる英語学習コーチを求めているのであれば、私のような実際ビジネス現場も十数年経験し、一方で英語も教えてきた英語コーチが合っているかもしれない。
いや、とにかくテストで100点取りたい。とにかく入試で良い点取れれば英語なんて話せなくていいから入試英語や学校事情に詳しいコーチがいいという場合は、そのニーズに合った受験対策を得意とする専門家を訪ねるべきだ。
もう一度言う。
無料で情報を得ている限りはその先は見えない。
必要なものには必要な投資を行い、お金で時間を買って、人生を豊かにするため一日24時間を上手に使って行こう!
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