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人に教えるということ
私は年に数回程度ですが、都内の高校で映像制作を教えています。今年で4年目になります。続けさせていただいていることに感謝しています。
いずれ、人に教える仕事がしてみたいと考えていたので、この仕事をいただいた時、ついにそのタイミングがやってきたなと思いました。私自身、仕事はタイミングが結構重要だと思っているので。
私が教えていることは、学校行事を学校のホームページ、youtubeなどで学生自らが撮影し、編集した映像を作成するまでの工程です。学校のPRとして使用していたり、学校主催のイベントに参加した人たちが振り返るためのものとして映像を作成するものです。
映像制作というのは、正直、正解がなく数学のように正解があるものだと教える私としても伝えやすいのですが、そうではないのであくまで学生の主観で良いと思うものを制作すること、映像の制作が楽しいと思うことをゴールにしています。欲をいえば、この仕事に興味を持って将来就きたいと思ってくれる生徒が出るのが1番の目標かもしれません。
授業では、カメラの使い方、編集ソフトの基本的な使い方をまず教え、それ以降は、私がテーマを決め、それに沿った内容で映像を制作するという流れにしています。まずは全員が制作する工程を覚えるために個人で作成し、その後、チームで作成するというふうにしています。
今の高校生はスマホをかなり使いこなしており、動画も普段から撮影したりしているので非常に身近なもので、覚えも早くどんどん作成していきます。ただ、学校としてはスマホを使ってというよりも、ビデオカメラでパソコンの編集ソフトを使って完成して欲しいという依頼なので、カメラを使うところから教えています。
授業をして気付いたのですが、スマホを普段使っているのでパソコンの画面上で操作したり拡大しようとしている学生が非常に多いということ。これは、高校生と接していて知ったことなのですが、スマホは画面を動かし、パソコンはマウスを動かす違い。マウスを操作してということは高校生の頭にないんだなということを知りました。若干、パソコンの使い方からスタートしていることもあります。
私はこの仕事を長く続けているので、気にならなくなっていることも多いのですが、学生から質問されると、「そこから説明しないと伝わらないか」と感じることもあり、良い刺激になっています。
人に教えるということは、自分の成長にもなるなと毎回思います。