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退職を決意した話 #49
昨年末、私は新卒で数年勤めた会社を退職しました。
とにかく「コンフォートゾーン」から抜け出したかったんです。
以前の記事でも書いたんですが、3年目に近付いた頃に漠然と不安になったんです。「私のキャリアってこのままでいいのかな?」って。
私は1年目に営業部署に配属されて、2年目からは広報部署に異動になりました。2年目までは覚えることも多くて、社会人としてもまだまだ分からないことばかりで、目の前のことをこなすことで精一杯でした。
でも、3年目の終わりに近付くと、それなりに自分で仕事を回せるようになって、ただただ同じ毎日の繰り返し。
嬉しいはずの給料日もあっという間に来て、悶々と過ぎていく毎日に違和感を覚え始めました。
SEKAI NO OWARIの深瀬さんがこんなことを言ってたんですけど、まさにこの状態。
「頑張れてないって頑張れてることより凄く苦しい。頑張れてるって頑張れてないよりも楽なんです。」
私にとって「仕事=お金を稼ぐためのただの手段」ではなかったので、仕事を通じて自分のターゲットに対して自分の目の届く範囲で貢献したり、仲間とプロジェクトを遂行したりして、自分の成長にも繋げて「やりがい」を得たかった。
でも実際は、ブランド力のある会社の広報だったので、自分の範囲内でコントロールできなかったり、メンバーの異動や退職があったりで一人で業務を進めることも多く、中々叶いませんでした。
と言いつつ、長所と短所は表裏一体で、ブランド力があるからこそ安定した基盤を抱えていたり、任せてもらえる仕事があったり、新しい出会いがあったりで、すぐには辞める決断ができず・・・。
「コンフォートゾーンから抜け出したい」と思いつつも、安定思考な私はその環境を手放すことも怖かったので、1年かけてずっと悩み続けました。
上司にも恵まれていたので、相談をした上で残る選択肢を考え続けましたが、モヤモヤはずっと晴れることはなく、最終的には「30歳になった時にこのまま居続けて後悔はないか?」という問いを自分に投げた時に「Yes」と即答できる自分がいなかったので、退職を決意しました。(もちろん他にも理由はありましたが。)
辞める決断をするのに時間はかかってしまったけれど、今は全く後悔はしていません。ちゃんと時間をかけて意思決定できたからこその結果かなと。
この先も迷いが生じた時は、しっかり自分で考えて意思決定することを大切にしていきたいと思います!