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【遺書】拝啓 大好きなあなたへ #366

先日、友人がnoteで遺書を書いていたのを見て、わたしも書いてみようと思いました!

多分こんなノリで書くもんじゃない。笑

でも、note毎日更新チャレンジを締めくくる前の記事としては悪くないかもなと。

生前仲良くしてくれた皆さんへ

本当は一人一人にあいさつに行きたいところだけれど、きっとおばけの状態で現れたら、みんなを怖がらせちゃうと思うからこちらで失礼します。笑

まず、わたしと出逢ってくれてありがとうございました。

自由を好み、不器用で繊細でわがままで、時に大胆で時に小心者なわたしと付き合ってくれたこと、とても感謝しています。

結局、何歳まで生きたのかは分からないけれど、わたしの人生は間違いなく幸せでした。点数を付けるとすれば、100点満点。はなまるです。

生まれたときは単面だけの真っ白であっただろうわたしの人生を、みんなが多面的に、そして彩りを加えてくれました。

生前問われた「死んだあとに周りの人から、どんな人だったと言われたいですか?」という質問には、こう答えました。

「ともちんは人生謳歌していたね」

もしみんなが本心で言ってくれていたら、自他共に認める最高の人生だったんだろうなって思います。

ここからは、ちょっとそれぞれにメッセージ。

●家族、親戚へ
わたしを産んで、育ててくれてありがとうございました。
人生は綺麗事ばかりではないから、正直この世に生まれてきたことを素直に喜べず、後悔していた時期もありました。
でも、一生懸命生きていたら、素敵な仲間達に囲まれ、とても充実した人生を送ることができ、今ではそんなことちっとも思っていません。
だから、わたしに生を授けてくれたこと、本当に感謝しています。ありがとう。

●学生時代からの親友達へ
青春時代を共に過ごしてくれたみんなとの思い出は、ずっと心に残っています。
たまに写真を見返して、一人で思い出に浸ることもしばしばありました。
子供から大人へ、学生から社会人へなどの移行期を迎え、一緒に悩んだり、その間離れてまた戻ったりと、時に糸が細くなっても、みんなと何年も何十年も付き合い続けられたこと、すごく幸せでした。
わたしは、みんなからするとマイノリティで異端児なことも多かったけれど、自由に飛び回れたのは、みんながいつも温かく送り出してくれて、いつでも帰ってこられる居場所を用意してくれていたからです。みんなはわたしの大黒柱のような存在でした。本当にありがとう。

●社会人以降で出会った友人達へ
コロナ禍で入社し、ワクワクに鈍感になっていたわたしの背中を押してくれたのは、間違いなくみんなです。
「いい歳した大人だから」「社会人は忙しいから」「大学生は人生の夏休み」なんて言わずに、仕事も遊びも全力でやるカッコいい大人達。
みんな外交的で動き回っていたから、中々集まることはできなかったけれど、たまに集まって喋ったり、SNSでみんなの挑戦を見たりして、たくさん刺激をもらっていました。本来の自分を取り戻してくれて、本当にありがとう。

●職場先で出会った仲間達へ
あまりお金に執着のないわたしは、ただ働くことに興味がありませんでした。そんなわたしが細々と長く働き続けられたのは、みんなのおかげです。
みんなと働くことが楽しくて、むしろ働いている感覚なんてほとんどなくて、良くも悪くも毎回遊びに行っている感じでした。
お客さんとして出会った人達も、「ともちんに会いにきたよー!」とか言ってわたしのシフトに合わせて会いに来てくれたり、プライベートで飲みに行く仲になったり、気付いたら関係性が店員とお客を超えていて、友達が増えた感じでした。
「仕事は人生を豊かにする手段のひとつ」と思っていたけれど、みんながそれを正解にしてくれました。本当にありがとう。

●年の離れた友人とも呼べる人生の先輩方へ
わたしの人生は、良くも悪くも上にどんな人が上に付くかで人生が大きく左右されます。でも幸運なことに、尊敬できるみなさんが付いてくれたから、いつもゆっくり着実に成長することができました。
人生相談をするときは、絶対に否定しないで優しく受け入れてくれ、客観的な視点や自分の経験談をもとに忠実なアドバイスや意見をくれましたね。
こんな若造にもいつもフラットに接してくれて、わたしが知らない大人の世界を教えてくれたり、たくさん飲みに連れていってくれたりして、本当にありがとうございました。
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本当はもっと細かく分けて、個々の名前を出したいところだけれど、そうはいかないので、何となく自分はここかなと察してキモチを受け取ってもらえたら嬉しいです。
そして、お葬式について。

大体的に開催されるか分からないけれど、もし開催されることがあったら、一般的なお葬式スタイルで来るのはやめてください。笑

みんなが自分らしい格好できてほしいし、涙の音で溢れて場がしんみりするくらいだったら、同窓会だと思って「ともちんって〇〇だったよなー!」みたく盛り上がってほしい!

白の菊やユリだけのお悔やみの花パラダイスも嫌なので、もし供花するなら、わたしが好きそうなものでお願いします。笑

お墓も無理してこなくて大丈夫!
♪千の風になって」のようにきっと死後も自由に飛び回っていると思うから。笑

むしろ早く生まれ変わりたくて、その行列に並んでいるかも。笑
(もちろんみんなとの思い出は忘れないよ!)

もし、ふと寂しくなるときがあれば、わたしが撮った写真や贈ったもの、コトバなどを見返してくれたら嬉しいです。

その姿を見ながら、みんなのことをそっと見守っているから。

そんなこんなで最後まで自由奔放なわたしでしたが、
本当にみんなと出会えて幸せでした。

死ぬ間際に、社会に対する憤りや誰かに対する愚痴ではなく、みんなへの感謝しか出てこないってなんて素晴らしい人生だったのでしょう。

そんなわたしの人生は、友に恵まれたかけがえない宝物です。

感謝してもしきれません。本当に本当にありがとう。

みんなのことが大好きです。

たくさんの愛を込めて
ともちん

と、書いてみましたが、元気なうちに終活するのって大事かもって思いました。

それと同時に、元気なうちにちゃんと言葉で想いを伝えておくってことも。

普通に遺書だけじゃ書きたいこと書ききれない!

正直、まだ死ぬ実感がないのだけれど、もしこれを重い病気にかかっている状態で病室で書いていたら、筆が進んでいないかもしれません。

感謝の気持ちよりも、死ぬ恐怖の方が勝っちゃう気がして。

ポジティブな感情も出てこないかもしれない。

そんなボロボロな状態で遺書なんて残したくないし、面会したくないなあって思いました。

というわけで、残りの生も全うしていきたいと思います!

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