生きていればいい事はある?

Twitterを眺めていると、この言葉に対しても様々な意見があった。

本気でそう思ってる人もいる。言われること自体ウザったく感じる人もいる。

人のストレスに対するキャパシティなんて人それぞれだ。

「自殺」

自分は10年前くらいにそれを失敗している。
成し遂げられなかったと言うとおかしな言い方になるのかもしれないが、自分には「負の勇気」のようなものが足りなかったのだと思う。

単純に言えば死ぬ事が怖かったのだ。

それは誰しもが本能的に持っているものだと思うし、
そこを超えうるストレスがかかった時に人はその選択肢を選んでしまうのかもしれない。

じゃあ、そのまま生きていていい事はあったのか?

僕はあった。

もちろん死のうと思った時以上に辛い出来事もあった。

ただ好きな人と結ばれ、娘に会えて、自分が人生の主役でなくなる瞬間。
この時だけはこの先を考えても1番幸せな時だったんだろうと思う。

今も障害はあり、油断をすれば希死念慮のようなものがチラつくことはある。

でも、自殺を失敗したことで自分は出来ない人間なんだなと思うようになった。


いま死にたいほど辛い状況の人間に自分はなんと声をかけるだろう。

自分が生きてて良かったと思えることが1つでもあったのは運が良かっただけかもしれない。

必ずしも生きてればいいことがあるなんて言えない。

息子が亡くなった時の自分なら、いい事なんてないと言うだろう。

ただ1つ。もし自分から言えることがあるなら、

1度全てから死ぬ気で逃げてみても良いと思う。それはもちろん死ぬ事からもだ。

何もかもから、逃げて、逃げてを繰り返しているうちに色んなものの見方が僕は変わった。

10年以上逃げ続けて、逃げ場が無くなるんだけど。

その時には少しだけだけど強くなった自分がいた。
歳をとっただけかもしれないんだけど。

多くの人は逃げることを否定的にとるのかもしれない。
親には、おまえのしている事は逃げだと言われた。

でも、逃げて何が悪い?
何もかもに立ち向かえる人間なら、そんな状況になっていないのだ。

ましてや、死にたいと思うくらい辛いなら、立ち向かわなくていい。
周りになんと言われようとも本気で逃げてしまえ。

今回こんなことを書こうと思ったのは悲しい事件を目にしたから。
ただ、なんとなく事件を追ってみると自分が書いたことはこの事件とは上手く結びつかないと思う。

頼りないことを言ってしまえば、逃げ道があるならという条件のもとでしか、逃げることも出来ない。

自身の経験が何かの参考になればいいのだが、

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