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ルーティーンワークでちょっとやる気をなくしている方へ

こんにちは。鷹取智子です。


企業向けにコミュニケーション研修などを中心に登壇をしています。
また調剤薬局に在籍していた経験を活かし、ホスピタリティコンサルタントとして医療機関に対して、チーム作りのサポートをしています。


クリニックや薬局の皆さんや、販売のお仕事をされている方々と接していると、こんなことを感じているのではないかと想像します。


「患者さまやお客様さまのために頑張っているけれど、ふとした瞬間に同じことの繰り返しだなと感じる」

「私ってちゃんと成長できているのかな?と不安になる」


特に上長からのフィードバックが少ない職場だと、自分の仕事に対して自信が持てなくなることもあると思うのです。今日は、そんな状況を変えるための具体的な方法を3つご紹介します。


医療系や販売のお仕事に従事している方だけではなく、美容院・エステサロンなどの接客のお仕事をされる方々にも、何かしらのヒントになれば嬉しいです。




「小さな成功」を見つける


モチベーションが上がらない理由のひとつに、「自分の仕事の成果が見えにくい」という問題があります。そこで大切なのは、「小さな成功」を意識して見つけることです。

例えば、患者さんに説明をした後、「ありがとう」と感謝されたとき、それも立派な成果ですよね。薬局でお薬をお渡しする際、「薬に対する不安が解消された」と言われたら、それもあなたの仕事の成果です。



一日の終わりに、自分が「今日やってよかった」と思えることを3つノートに書いてみましょう。たった3分でできるこの習慣が、次の日のやる気をぐっと高めてくれます。


真面目な方は、自分のできていない点ばかり目が行きがち。向上心が高いのですが、自分にダメだしをする方が多いです。

先日登壇した、ある調剤薬局の新入社員フォローアップ研修でも、


「自分ではダメな所だらけだと感じていたのですが、講師や同期からの評価を聞けて、そこまで悪く思わなくて良いのだと気付きました」


との感想がありました。


課題に対する改善点を洗い出すことも大事ですが、同じくらいに小さな成功を見つけ、自分の強みに意識を向けて良い行動を継続していくことも大事です。


やる気を自分でアップする仕組みを作ってみましょう。


「新しい視点」でルーティーンに刺激を加える


毎日のルーティーンワークは大切ですが、そこに少しの変化を加えるだけで、日々の業務が新鮮に感じられることがあります。

例えば、受付や会計時に「患者さまの名前を●名分覚える努力をしてみる」という新しい目標を立ててみる。「〇〇様、いつもありがとうございます」と名前を呼ばれると患者さまも大切にしてもらった感じを受け、表情も明るくなると思うんです。


患者さまやお客さまに喜んでもらえる上に、仕事へのやりがいにつながります。


1週間に1つだけでも新しい取り組みを始めてみてください。「どうすれば患者さまやお客さまが喜ぶか?」という視点で考えると、意外と楽しくなりますよ。


チームで目標を共有する仕組みを作る


モチベーションを上げるのは個人の努力だけでは限界があります。職場全体で「チームとしてどう成長するか」を考えると、やる気が持続しやすくなります。

例えば、毎月1回のミーティングで「今月の目標」と「達成したこと」を共有する時間を設けるのはどうでしょうか?目標があれば、日々の業務にも方向性が生まれますし、達成感を感じやすくなります。


ある薬局での取り組みでは、スタッフ全員が「患者さまを笑顔にする一言」を意識して伝えることを目標にしました。「元気になられてよかったですね」や「お大事にされてくださいね」といった言葉が増え、患者さまの満足度が上がり、スタッフのモチベーションも高まったそうです。


モチベーション高くやりがいを持って仕事ができると、その熱量が患者さまやお客さまの心に届くと思うのです。


良かったら試してみてくださいね。




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鷹取智子@研修講師、ホスピタリティコンサルタント
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