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仕事で忙しいあなたへ:自分と向き合う時間の大切さ
こんにちは。鷹取智子です。
企業向けにコミュニケーション研修などを中心に登壇をしています。
また調剤薬局に在籍していた経験を活かし、ホスピタリティコンサルタントとして医療機関に対して、チーム作りのサポートをしています。
毎日、仕事に追われて忙しい日々を過ごしていると「自分の時間を取るなんて無理だ」と感じてしまうことありませんか?
私自身、そう感じていました。
どれだけタスクを進めるのかが大事でしたし、自分の時間をとるのは、やることが終わった時。そんな風に考え目の前のTO DOに夢中になっていました。
でもね、何度も倒れてしまった経験から
「日ごろから自分の心身をメンテナンスすることの方が大事」
だと痛感しました。
以前の私は、疲れやストレスを感じても、「もう少し頑張れば乗り越えられる」と無理をし、気づかないうちに限界を超えて倒れてしまいました。倒れてしまうと、当たり前ですが働けなくなってしまうので、逆に非効率的ですよね・・・
恥ずかしいのですが、3度ほど倒れてようやく心身のメンテンナンスの大事さが身に沁みました。(遅いけど、気づいてよかった!)
自分の時間を後回しにしてタスクに取り組むことは、一時的には成果を生むかもしれませんが、長期的には非効率的。それに、倒れるまでいかずとも心身の疲労が蓄積すると集中力や判断力が鈍り、生産性が落ちてしまいます。
こうした状況を防ぐためには、自分のための時間を意識的に作ることが欠かせないと思っています。
忙しい人でもできる「向き合う時間」の作り方
「時間がない」という忙しい生活の中でも、少しの工夫で自分と向き合う時間を作ることはできます。
たとえば、朝や夜の数分を「自分の時間」にすることはいかがでしょうか。
私は朝、出勤前の5分や夜寝る前の5分だけでも、静かに自分と向き合う時間を作っています。深呼吸や瞑想をしたり、簡単なストレッチをしたり、ジャーナリング(頭の中にあることをただ書き出す)だけでも、心が整い、疲れが和らぐ効果があります。
ジャーナリングでは、その日の気分で次のようなシンプルな問いを書き出しています。
今日(昨日)の気分はどうだった?
今、一番気になっていることは何?
今日、何をしたい?どんな気分でいたい?
もやもやしていることは何?
今、大事に思っていることは?手放したいと思っていることは?
書くことで自分の感情や思考の傾向を把握できるようになり、心の中のモヤモヤが少しずつ整理されていきます。
あと、お勧めなのが仕事の合間に短い休憩を取ることです。
長時間働き続けるよりも、適度に休憩を挟む方が、結果的に生産性が上がるそうです。例えば、デスクから離れて軽く歩く、目を閉じて深呼吸するなど、小さな「休息」を1日の中に取り入れるようにしています。
私が最近はまっているのは、「空を見る瞑想」です。
できれば外に出るのが良いのですが、できないときは窓から空を5分間見上げてぼーっとするだけでOKです。脳が緩み、その後の仕事は集中できますよ。
あとは、スケジュールに「自分時間」を組み込むようにしています。
以前の私はタスクをパツパツに入れ込んでは、終わらないことにイライラしていました。イライラしていると、仕事に集中できません・・・
最近は「自分のための時間」をスケジュールに入れるようにしています。ジャーナリングやトレーニングをする時間を先に入れ込んでしまうのです。
10分でも15分でも、あえて予定として確保することで、自分の心身に意識を向ける習慣を作ることができますよ。いかの自分の心身を良い状態にするのか、ごきげんでいることに意識を向けています。その方が仕事が捗るので。
自分と向き合うことで得られるもの
忙しい中でも自分と向き合う時間を作ると、多くのメリットが得られます。
たとえば、ストレスが減って心が穏やかになることで、より冷静に物事を判断できるようになります。仕事のミスが減り、効率的に業務を進められるようになるでしょう。また、自分の体調や感情に気づきやすくなることで、無理をしすぎる前に適切な対処ができるようになります。
自分の内面を見つめることで、「自分は何のために働いているのか」「本当に大切にしたいものは何か」といった自分の人生において重要なことを考えイメージでき、より良い毎日を作り出すことができると感じています。
ジャーナリングを習慣化することで、こうした問いに対する答えを少しずつ見つけることができ、仕事のモチベーションが高まり、長期的により充実した人生を送るための指針を見つけることにつながります。
忙しい日々を送る中で、自分と向き合う時間を持つことは、決して贅沢ではないんです。
むしろ自分自身を守り、より良い仕事と生活を築くために「必要な時間」です。短い時間からでも構いませんので、ぜひ今日から「自分のための時間」を作ってみてはいかがでしょうか。
ジャーナリングのような小さな習慣を取り入れることで、日々の生活に自分自身を取り戻す瞬間が増えていくはずです。どれだけ忙しくても、自分自身を大切にすること。それが、あなた自身の幸福だけでなく、周囲の人々に対してもポジティブな影響を与えることになっていくはずです。
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