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快適な職場環境はだれが作る?

こんにちは。
鷹取智子(たかとりともこ)です。


研修講師として企業向けにコミュニケーション研修などを提供、
調剤薬局にいた経験を活かし、医療機関での接遇コンサルティング
にも関わっています。
また、個人向けには「自分をごきげんにする心と身体の整えメソッド」講座
を実施しています。


あなたの職場は、快適で働きやすい雰囲気ですか?


「快適で働きやすい」とは、人によって違うかもしれませんが、私の中では


・笑顔があふれている
・楽しく仕事ができる
・話しやすい雰囲気
・困ったときはお互い助け合える
・ひとり一人の強みを発揮し、弱みは補填しあえる


そのようなイメージ。


メンバーひとり一人だって、できれば快適な環境で働きたいでしょうし、
周りのメンバーと良好な関係を作りたいと思っているでしょう。


といっても、なかなか上手くいかない・・・というお声が多々あります。


研修で様々な方とお話ししていて感じるのは、
「快適な職場環境は自分から作り出す」意識が薄いということ。
誰かが作ってくれるはず。そうなっていないのは、会社が悪い、相手が悪い・・・無意識にそう訴えている。


でもね、それって違いますよね。
ひとり一人が意識し実践し、小さなことから積み重ねていくことで
全員で作り上げていくのが職場の雰囲気です。


例えば「コミュニケーションは大事ですよね!」と仰るのですが、


「あいさつをする際、その人の存在に気づいたら先手必勝であいさつしていますか?相手の目を見て、心を込めて言葉を発していますか?
目の前の人に対する+αの一言を入れていますか?」


「部下が報告しにあなたの席に来た際、PC作業をやめて手を止め、
しっかりと相手の方に体を向けて柔らかい表情で、話を聴く体勢をつくってから報告を受けていますか?」


と質問すると、
「え?!あ、すみません。そこまでやっていませんでした・・・」


と仰る方が多いのです。傾聴のロールプレイをしても、無意識に腕組みをしたり。ふんぞりかえって話を聴いたり、相手の話を最後まで聴かず、言葉をかぶせたり・・・


新入社員にお伝えしているビジネスマナーの基本。
「あなたのことを思っていますよ、尊重していますよ」という気持ちは
あいさつや笑顔、返事や体の向きというアウトプットをしていかないと、
相手には伝わらないのです。


忙しくても、当たり前のことをしっかりとお互いができていないと
段々とほころびが出てくる。例えば部下が上司に対して、


「あの人にあいさつしても返ってこないから、もうあいさつはしない」
「報告してもいつも聴いてくれないから、最低限の報告にしよう」
「いつも忙しそうで、ムッとした表情だから声をかけたくないな」


そんな風に感じ、報連相をしなくなる。
すると上司の方は、


「あいつはかわいくない」
「部下のくせにあいさつをしないなんて、なんてやつだ」
「やる気がない」


そんな風に思ってしまうかもしれません。上司が部下に対して、心を込めた対応をしなかったことがキッカケで、ほころびが出始めたなんて想像もしていないのです。


部下側からほころびを作ってしまうケースも、もちろんあります。お互い様なんですよね。


「部下だから、同僚だから、上司だから。いつも一緒に働いているメンバーだから私のことをわかってくれるはず」


これって完全に甘えです。家族に対しては、もっと甘えがあるかもしれませんね。私も気をつけなきゃ(笑)



近くにいる人にこそ、心を込めて対応するとお互いの関係はさらに強くなっていきますし、そうするとコミュニケーションが円滑になっていき、成果にもつながりやすくなる。


お互い気持ちよく仕事ができれば、ストレスも減っていくでしょうし、関係性が良ければハラスメントも起こりにくくなります。


当たり前のことを丁寧に心を込めて。
近くにいる人にこそ、日頃の感謝の気持ちを感じ、それを言葉にしていく。


そんなチームづくりをサポートしていきたいと思っています。

よろしければサポートいただけたら嬉しいです。良い記事を書くための書籍代にさせていただきます♡