本当の成長とは～人間的な成長のために必要なこと～
こんにちは。トミーです。（@yoshi_climb）
コンサルティングファームでITコンサル/マネージャーとして働きながら、副業でコーチをしている、ボルダリングと水樹奈々が生きがいの32歳一児の父です。
本日は、特に若手会社員が意識すべき「本当の成長に必要なこと」について書きます。
成長の種類
成人以降の人間の成長を研究する成人発達理論という心理学の分野では、成長には大きく二種類あるとされています。
それが、「水平的成長」と「垂直的成長」。
水平的成長とは、 スキルや知識の習得、つまり「できること」を増やすこと。
プログラミングスキルを身につける、語学力を向上させるなど。
一方の垂直的成長は、 人間性の成長、つまり「あり方」を変えること。
物事の捉え方、リーダーシップ、マインドセットなどがこれに当たります。
本当に目指すべき成長
マネージャーとしてメンバーと接したり、若い人と接すると、みんな口をそろえて「成長したい！」と言っています。
でも、多くの人が言う「成長」とは、水平的成長を差しているケースが多い。
特にキャリアアップやリスキリングなんかはまさにそう。
会社の評価なども、そっちを見ているケースが多いのではないでしょうか。
確かに、新しいスキルを習得することで仕事の幅が広がり、キャリアアップにも繋がります。
でも、本当に重要なのは垂直的成長、人間的な成長なのです。
なぜ垂直的成長が重要なのか？
垂直的成長を遂げると、以下のような力が得られます。
主体的な人生
自分のコアな願いに気付き、それに基づいた行動を取れるようになるため、自分自身の人生を主体的に生きられるようになります。
より深い人間関係
自分勝手な振る舞いから、周囲に気を遣う段階、自己と他者を切り分けて接する段階と成長していくため、他者とのより深いコミュニケーション、相互理解が可能になります。
変化への対応力
自分はどうあるべきかを中心に考えられるようになるため、周囲の価値観や状況に振り回されず、柔軟に対応する力が得られます。
このような力は、仕事という枠を越えて、人生を豊かにするために必要なもの。
私自身、マネージャーを目指すうえで垂直的成長を意識して日々を過ごした結果、自分のあり方や物事の捉え方がクリアになり、無事に昇格。
さらに、「自分は人の役に立ちたい」と思い、今のように副業を始めようと、自分らしい人生を歩めるようになりました。
この経験から、水平的な成長も大事だけど、それ以上に垂直的な成長も大事なのだと実感しています。
垂直的成長を実現する方法
垂直的成長を実現するためには、以下の2つのことが大切です。
成長意欲の高いコミュニティに身を置く
自分よりも高いレベルの人々と交流することで、刺激を受け、成長することができます。
自己観察と内省
自分の感情や行動を客観的に観察し、そこから学びを得る、日記をつける、瞑想をするなど、様々な方法があります。
私自身は、昨年ビジネスコミュニティに参加することで個人事業主の方と沢山接しました。
また、日々の内省も欠かしません。
変化は小さいですが、着実に成長していることを感じます。
まとめ
成長とは、単にスキルを身につけることではありません。
自分自身を深く理解し、より良い人間へと成長していくことです。
人生を主体的に歩むためにも、垂直的成長を意識してみてください。
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