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終わりのデザイン
こんにちは、Yoshiです。
先日友人から、「終わりのデザイン」について記事を書いてくれとリクエストが来ました。
友人曰く、「始めるのは簡単だけど、終えることが難しいものがある。でも終えることって大切なプロセス。だから、良い終わり方をデザインするスキルも必要なんじゃないか」ということだそうです。
なんとなく言いたいことは分かるし、共感もします。
ということで、今日は終わりのデザインについて色々考えてみましょう。
終わりとは何か
まず、「終わり」とは何か。
これは色々ありますね。
卒業、転職、退職、離婚、死。
何かが始まれば必ず終わりは来るので、全てのものに付きまとう問題な気がします。
そう考えてみると、こうやって書いている記事もそうだし、小説とか物語とか。映画も終わり方が大切だったりしますね。
あとは、ギャンブルの引き時も重要ですね(笑)
始まりがあれば終わりがある。
当たり前のことだけど、改めて考えさせられるテーマな気がします。
終わりの意味
次にじゃあ、「終わりの意味」も考えてみましょう。
なぜ物事は終わるのか。
それは、「新しいものをスタートするため」ですかね。
例えば命であれば、今ある命が終わることで、次の後に世代が移ります。
特に組織とか国家であれば、権力者が死ぬことで、次の政権に移ります。
卒業や転職も、今ある環境が終わることで、新しい環境が始まる。
離婚も同様ですね。
だから、「終わり」とは「今まであったことの終着点」であり、「始まりの前段階」。「変化」に欠かせないプロセスなのかもしれません。
終わりの本質
「終わり」を考えるとき、二つのことを考える必要があると思います。
つまり、「終わることによって生まれた世界」と、「終わらなければ有り得た世界」です。
例えばギャンブルを例にとると、どこで終わるか否かが非常に重要です。
今終われば被害は最小限に抑えられるかもしれない。
でも、終わらなければ、もっと被害が拡大している可能性もあるし、もっと利益が出ている可能性もある。
そう考えると、「終わり」とは、「新しい可能性を開くと同時に、有り得たはずの可能性を閉ざす行為」でもあるのかもしれません。
新しい世界への扉を開くと同時に、それを終わらせなかった場合の可能性を閉ざしてしまう行為でもある。
そんな矛盾した行為が「終わり」というものなのかもしれません。
死後の世界
そう考えてみると、自殺ってのは何とも悲しい行為ですね。
人間、死んだ後の世界は誰も分からないので、新しい世界の可能性は未知数です。
でも確実に言えるのは、この世界からは消えてしまうので、「死ななかった場合に起こりえた可能性を全て閉ざしてしまう」ということ。
だから、自殺というのは本当の意味で「今生きている世界における可能性をゼロにする行為」なのかもしれません。
さらに考えてみると、自分が死んだ後の世界はどうなるんですかね。
例えば今私も皆さんも同じ世界に生きている訳ですが、その保証ってのはどこにもない訳です。
私が「皆も同じ世界を認識して生きている」という認識を持っているからそうなっているだけで、実は皆さんが私が作った想像の産物である可能性もあるじゃないですか。
そうなると、仮に私が自殺したら、この世界はどうなるのか。
私が死んだ後も存続し続けるのか。
そもそも、「世界」というものに終わりはあるのか。
私たちが生きる宇宙は、138億年前にビッグバンによって生まれました。
その結果、物理法則や化学などが生まれ、今の世界が成り立っています。
でも、この「世界」の終わりはいつ来るのか。
つまり、このように物理法則や化学が存在し、「宇宙」とか「惑星」とか「人間」とか「思想」とかそういうものが存在する「世界」はいつ終わるのか」。
それは誰にも分からないし、そのレベルになるとデザインもクソもない気がしますね(笑)
結論:終わりとは
脱線しましたが、「終わり」という言葉一つでかなり色々なことが考えられます。
それだけ奥深い言葉ということなのでしょう。
ここまで書いて、途中で出てきた、「終わり」とは、「新しい可能性を開くと同時に、有り得たはずの可能性を閉ざす行為」というのが妙にしっくり来ています。
だからこそ、終わりをデザインすることで、新しい可能性を最大化し、有り得たはずの可能性にさようならを言うことが大切なのかもしれません。
「終わり」というのは、希望と寂しさを併せ持つ行為なのだと思います。
終わりに
ということで、本日は友人のリクエストに応えて「終わりのデザイン」について書いてみました。
こうやって、何か一つのことについて色々考えて書くのも面白いですね。
またやってみようと思います。
(あ、次に可能性が広がった)