人生は苦である~諦めから始まる前向きな人生~
私の根本的な人生観として、人生は苦であるという考え方があります。
これは原始仏教から得られた影響を受けた考え方です。
原始仏教は、ブッダが最初に仏教という考えを立ち上げた時に持っていた考え方で、人生哲学や修行に近い。
名著と言われる自己啓発本も、よくを読むと、基本的に書いてあることは原始仏教と大体一緒。
なので、世界最古の自己啓発と言えるかもしれません。
私がこの考えに触れたのは、2017年頃に休職している頃。
たまたま書店で、『だから仏教は面白い!』という本に出会ったのです。
人生に絶望していた私は、初めて原始仏教の考えに触れて、人生はそもそも苦しいものなのだと知りました。
自分が苦しいのは、自分の生ではない。
そもそも人生自体が苦しいのだからしょうがない。
ある種の諦めです。
諦めと書くと、どこかネガティブな印象があります。
でも、仏教では「四諦」と言って、四つの真理を表す言葉になっています。
苦諦(くたい) – 人生には苦しみが存在する。
集諦(しゅうたい) – 苦しみの原因は「渇愛(かつあい)」、すなわち執着や欲望にある。
滅諦(めったい) – 執着を手放すことで、苦しみを終わらせることが可能である。
道諦(どうたい) – 苦しみを終わらせる方法が存在する。
人生を諦めることで、じゃあどうすれば苦しみから解放されるのか考えられるようになるのです。
私は、このある種の潔さに惹かれました。
私自身も、自分の人生の苦しみを認めた上で前に進みたいと思いました。
そこから、徐々に自分の考え方を改善し、過度な自己否定を避け、物事の捉え方は自分次第だと学びました。
結果、今こうやって副業をしたり、色々なことに挑戦することができています。
人生が苦であると認識した時、それを解決するのは自分しかいません。
皆さんの人生をどう生きるかは皆さん次第。
流されるがままに諦めて生きるか、少しでも良くなるように努力して生きるか。
苦しみから逃れられないことを知った上で、それをどう解消していくかを考える。
それが仏教の教えです。
死ぬ時に「もっとやっておけばよかった」と後悔しないよう、今この瞬間をどう過ごすか考える。
劇的な変化は起こりませんが、小さな行動を積み重ねることで、必ず何かが得られます。
たとえ目に見える結果が出なくても、その過程で得た経験や考え方は大きな財産になるはず。
私のサービスは、キラキラしたポジティブなものではありません。
人生は辛く、しんどいことがたくさんあります。
でも、その中で自分ができることを1つずつ見つけて実行していけば、きっと人生は良くなっていくはず。
毎日を少しずつ良くすることで、将来は必ず良くなると信じています。
一緒に考え、悩み、答えを見つけ、一歩ずつ前に進んでいく。
そんな関わり方ができれば、私は幸せです。
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