オリーブの実の色って何色?
オリーブオイルのセミナーをやるとけっこう「知らなかったー」となるのが、オリーブの実の色についてのお話。
日本ではそこまで身近に生えてないからか、なかなか想像がつきにくい製品前の状態。
けっこう多くの方が「緑色の品種」と「黒い品種」があるもんなんだと思ってます。イタリアで勉強するまで、自分もそう思ってました。
だってぶどうとかそんな感じじゃないですか(笑)
ですが、トップの画像の通り、色は品種で決まるわけではありません。
緑から黒に熟していく
のが一般的です。画像のはなかなか面白い一枚で、その中間の赤い感じも見れます。陽当たりや気候によって、一つの木の中でもけっこう変わってきます。
それをコントロールすることの一つに木の剪定も関わってくるようなので、これだけでも奥が深そうですよね。
こちらは農園で収穫体験をした時に参加者のお姉さんが並べてたもの。このオリーブの実がどのくらい色づいた時に収穫をするかで大きく味が変わってきます。
基本的には、若い時に摘むと青々しく苦味や辛味が多い感じ。熟してくると優しくなります。
そして、気候によって色づき方は変わってきますから、当然毎年収穫時期も変わるし味も変わります。
どの色づきの時が絶対ということはなく、求める味によってそのタイミングが変わってきますから、それもまた楽しみの一つ。
できればこのnoteを読んでる方には、その味の差を
「出来が良い、悪い」
だけで判断してほしくないなと思います。来年も頑張って農家さんが良いオイルを作ってくれるよう、その年の味を楽しんでいただけたらと思います。
ちなみに今年のイタリアは優しめな仕上がりが多いようですよ!
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