カリフラワーのポタージュ|産婦人科医の「おかん飯」
こんにちは。
このマガジンでは『産婦人科医である私の母親が作ったご飯』を紹介していきます。母親なりに、妊婦さんにとって栄養のあるレシピを考えた様でして、医療監修は私が行い、紹介していきたいと思います。参考になれば、幸いです。
今回は栄養価の高いカリフラワーを使ったレシピの紹介です。
カリフラワーは栄養豊富の食材でして、例えばビタミンも豊富で葉酸も多く含んでおり、妊娠中にもおすすめできるかと思います。
今回は、旬のカリフラワーを使って、炒めて、煮て、ミキサーにかけ、ミルクを加えるだけで完成のポタージュをご紹介していきます。
ポタージュであれば残ったらアレンジして色々使えますし、離乳食にも使得るのではないかと。
では早速レシピの方を見ていきましょう。
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カリフラワーのポタージュ:材料(4人分)
使用する食材は以上写真の通りになります。各々について見ていきましょう。
■ 使用する食材
カリフラワー 1個(300g)
玉ねぎ 1個(200g)
オリーブオイル 大さじ1と1/2
塩 小さじ1/4
セロリ、イタリアンパセリ、ルッコラ 適宜、お好みで
アーモンド 25g(お好みで)
※ セロリ、イタリアンパセリ、ルッコラ以外にもお好みの香りのある葉で大丈夫です。
カリフラワーのポタージュ:作り方【手順】
食材をミキサーにかけた状態です。
以下、カリフラワーのポタージュの作り方の手順になります。
① 菜類はすべて薄くスライス。
② 鍋にバターを入れて弱火にかける。
③ バターが溶けたら玉葱を加え、しんなりするまで焦がさないように炒める。
④ セロリ、コールラビ、ジャガイモを加えて混ぜ、バターをなじませる。
⑤ 全体がなじんだら、カリフラワーを加えて更になじませる。
⑥ ヒタヒタになるまで水を注ぎ、ブイヨンかコンソメを加えたら、次にローリエを加えて蓋をして煮る。
目安として、野菜をヘラ等で押したら全体的に潰れてしまうまで。
⑦ 粗熱を取り、ローリエを取り除き、ミキサーにかける。
⑧ 鍋に戻し、混ぜながら牛乳を加える。濃度はお好みで。
塩、白胡椒で味付けします。ここではブイヨンやコンソメに含まれる塩分のみで調理し、加えたのは白胡椒のみ。
★ 盛り付け ★
器にスープを入れ、別にしておいた生の薄くスライスしたカリフラワーを飾ります。食感の違いを楽しんでください。
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カリフラワーのポタージュの作り方のコツ
今回紹介したカリフラワーのポタージュスープは消化に良く、栄養価も高い上に調理も簡単にできるで、バランスのとれた食事を摂りたい方にはおすすめです。
カリフラワーはスープなど色々なレシピに応用が効くので、是非お試しください。
今回のポイントをまとめです。
〜 コツは玉ねぎがシンナリ、シットリするまで炒めることです 〜
▲ レシピのコツ ▲
ポイント①:鍋で野菜を炒める際が大事です。弱火でじっくり、汗をかいているような状態になるまで炒めます。
目安は、「シャキシャキ」としていた玉葱が「シットリ」と「シンナリ」、まるで汗をかいたような状態になるまでです。
この手法をフランス料理用語でシュエ(suer)といいます。
ポイント②:ミキサーにかける時です。熱いままでミキサーにかけると、蒸気が膨張して中身が噴出してきてアブナイです。
ミキサー内蔵の調理器具は別として、一般的には熱々の状態でミキサーにかけると危険です。必ず、粗熱を取ってください。
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★ メモ ★
カリフラワーをサツマイモや他の野菜に変えたり、あるいはジャガイモと玉葱の量を増やしたりして様々な味の変化を楽しんでください。
カボチャに変えるなら、「スープドポティロン」という別の料理名になります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
妊婦さんだけではなく、皆さんの食卓のお役に立てれば幸いです。
喜んで頂ければ、既に上がり切っている母親のレシピ作りのモチベーションが、更に上がると思います。どうぞ宜しくお願い致します。