学生さんの就職相談①
先日、高次脳機能障害の当事者・家族の会合に参加した際、私の転職活動に興味を持ってくださった臨床心理士さんから「高次脳機能障害とは異なるが障害のお持ちの学生さんから障害者雇用での就職活動について知りたいと相談があったのでtommyさんからお話をして頂けないでしょうか?」という依頼を頂き、快諾した。
事前準備
快諾したものの、どうしようかなと考えていた。
そういったカウンセリングは未経験。
管理職で傘下メンバーと1on1はしたことあるけど、そんな感じかなぁとか、色々模索しながら準備をしていた。
とにかくこういうのは質問して聞くに徹する。その中で出てきた悩みとか疑問・質問に対して答えていこうと決めていざ当日を迎えた。
情報量の多い現代の就職活動
カウンセリングを始めて話を聞いていて気がついた。
あ!そっか!大学生が就職活動をするにあたって何をするべきか、まずそこから話さなきゃだなと。
私が新卒で就職活動をしていた頃と違って、情報量が物凄く多い。
本当にあの頃は情報量が少なかったり不正確だったりしたので、同じ就活生同士横横での情報交換や先輩方との交流などで就活を乗り越えようというコンセプトのもと、当時流行していたmixiを活用して就職支援のための学生団体を立ち上げて活動をしていた(このことは需要があればまた記事にしたいと思います)
今はどうだろうか?Googleなんかで「〇〇株式会社 ブラック」や「〇〇株式会社 クチコミ」などを入力して検索すると、その企業の労働環境だったり報酬や福利厚生について従業員が書いて評価するようなクチコミサイトが複数出てくる。名前の通った企業だとそこに蓄積された情報がとてつもなく多い。
そしてホワイト企業やブラック企業の定義が明確になって、そこにこういう企業はやめておけとかこういう企業が理想だみたいなことが書いてあり、目に触れる機会が多い。
実際その学生さんからもこれらについてどう思いますか?という質問を頂いた。
企業の選択基準が、何を自分がしたいのかではなく、ブラックかホワイトか、クチコミサイトに何て書いてあって働きやすいか働きにくいかになってしまいがちなのかなと感じた。
そのことも踏まえお伝えしたのは、これらはあくまで参考程度にした方が良いと。そもそもクチコミを書く人はその企業を辞めたいと思ってる人や辞めた人が多くネガティブになりがちである。
全員が同じことを書いていれば信ぴょう性も高まるが、バラバラということは人によって捉え方も違うし、部署によっても違うだろうとも話した。
簡単に情報が取れる世の中になったが、その取捨選択の方法は誰かが教えてくれる訳では無いので、反対に難しい世の中になったなぁと感じた。
やはり自己分析は大切
先程の項目の中でも少し触れたが、結局自分が何をしたいのかを考えなければならないのは、いつの時代も変わらない。
これまでどういう生き方をしてきた?
自身のバックボーンには何がある?
どのような働き方がしたい?
どのようなキャリアを歩んでいきたい?
ではそれらの経験や自身の考えからどのような業界に進みたい?
その中でどのような職種に興味を持つ?
これらはよくありがちなことだが、やはりこの自分の軸がしっかりわかっておかないといけないのはどの時代も変わらないなと思った。
軸は企業ではなく、自分であること。
自分をその企業にアジャストさせるとミスマッチになってしまう可能性があるから、まずこのような自己分析を最初にしてから就活に臨むと良いということをお伝えしておいた。
さて長くなりましたので今回はここまで。
次回の投稿ではこの就職相談の続きを投稿したいと思います。
何かしら就活される方のお役に立てますように。
今回もここまで読んで頂きありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。