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元英語アレルギーの私が英語と中国語を習得して一人で海外旅行に行けるまでになったきっかけ
私は元英語アレルギーです。
でも、今は一人で海外旅行に行けるくらいにまでなりました。
英語を再勉強し始めたのは33歳くらいのときです。
中学生のころは例文丸暗記で満点を取っていたものの、全く文の構造がわかっていませんでした。
中3のとき今までの英語の先生が産休に入り、非常勤の先生が来たのですが、その先生と相性が良かったのか英語の基本をスルッと理解でき、高校は進学校に受かることができました。
ところが進学校には自分よりできる人がゴロゴロいるわけで、中3の1年間でギリギリ英語の基本を身につけたヤツが太刀打ちできるわけもなく、それが自信喪失に拍車をかけることになりました(笑)
大学受験までに英検2級に合格していることを推奨されていたものの、頑なに英検を受けず、高3のギリギリにイヤイヤ準2級を受けたほどです。
(未だに準2級止まり)
夏のオーストラリア留学プログラムも、仲良しグループは全員参加していたのに私は頑なに参加せず、ポツンと部活に通う日々。
大学に入っても英語は何単位か必須でしたが、できなさすぎて「優・良・可・不可」のうちすべて「可」。
(不可は単位落とすことを意味していますが、出席さえしていれば可はもらえるのです。)
つまり、私は英語が苦手コンプレックス・海外コンプレックスにも関わらず、プライドが邪魔して何も克服しようとせず、英語が得意になりたいなーーーと指を咥えてみていただけだったのです。
社会に出ると、英語を使えなくても生きていけますよね。
私はマーケティング業界にいるので、特に必要もなかったのです。
ところが、私に転機が訪れました。
結婚して子どもが2人生まれ、子どもたちが保育園に入ったとき、中国系の名前のお友達がいたのです。
どちらの子のクラスにもいて、どうやら姉妹のようでした。
そこで、私の海外コンプレックスが顔を出すのです。
当時の私は成果主義の会社にいたこともあり、挑戦する勇気だけはありました。ただ、英語が怖かっただけで(笑)
海外に興味津々の私は、その中国系のお友達のママと仲良くなろう作戦を立てたのです。
最初は安易な気持ちで、「日本に住んでるんだから日本語も話せるだろう」と思っていました。
ところが、園行事で会っても他のお母さんたちと話しているところを見たことがなく、いつも一人でポツンといたのです。
ある日、PTAの関係でそのママさんと同じグループになったので、チャンス!!と思い話しかけてみました。
そうしたらそのママさん、日本語はまあまあなんとなく理解はできるものの、早い会話についていけるわけではなく、一対一のゆっくりの会話なら大丈夫、という日本語力だったのです。
聞くところによると、日本に留学していたご主人が日本で就職することになり、日本はいいところだからこっちにおいで、と誘ってくれたそうなのです。
ですが、彼女は中国語と英語しか話せません。
日本に来たはいいけれど、スーパーに買い物に行っても言葉がわからず孤独で、これはダメだと思って日本語教室に通ったんだそうです。
日本人が日本で子どもを2人で育てるのもメンタル削られていくのに、異国の地で誰にも頼らず育てているのも、今では日本語検定1級で正社員の仕事をしているのも、尊敬しかありません。
そんな彼女を尊敬すると同時に、こんなに頑張っているママ友が近くにいるのに私もこんなぬるま湯に浸かっている場合じゃない!!!と思い、英語と中国語の勉強を同時に始めたのでした。
英語だけではなく、中国語も同時に始めたのは、私は飽き性なのであっちこっちやれば飽きないだろうと思ったのと、彼女ともっと仲良くなりたいと思ったという2つの理由があります。
最初はどちらも独学で文法から始め、2年ほど経った頃からオンラインで先生を見つけて習っています。
(英語も文法から復習しました。完全に忘れていたので…)
中国語の先生は、その頃からずっとお世話になっていて、今HSK3級レベルまで来れたのは、その先生のおかげです。
(ママ友ともっと仲良くなりたいというモチベーションもありますしね)
英語はDMM英会話でフィリピンの先生と会話しているくらいですが、仕事で使いそうな空気が最近漂っているので、TOEICの勉強も始めようかな?と思っています。
ちなみにTOEICは受けたことがありません。
なんせ英検も大嫌いでしたし(笑)
でも、元英語アレルギーが日本語が話せないフィリピンの先生と普通に笑って会話してるのってすごくないか?と時々自分で褒めたりもします(笑)
去年は台湾に一人で行きました。
台湾は中国語がメインで英語も通じるので、私の語学学習にぴったりなのです。
Google翻訳は一度も使わず楽しめました。
子供の頃にどんなに苦手だったことでも、大人になってできるようになることってたくさんあるんだと思います。
その違いはおそらく「マインド」なんですよね。
「私もああなりたい!なる!!」という気持ちが、成長をうながすのではないでしょうか。