KuMA Advent Calendar 2023 12日目の記事です.
ChatGPT Plusに課金すると,「GPTs」という,応答内容などを好きにカスタマイズできるChatGPTが使えます.
私(T2)の知識を持ち,T2っぽく振る舞うGPTsを作ってみたので紹介します.
GPT Builderという画面で「どういうふうに応答してほしいか」などをチャット形式で決めていけるのですが,面倒なので,いきなりConfigureのInstructionsに書き込みます.
以下がInstructionsに書き込んだプロンプトです.
少し長いですが,「あなたはT2のGPTsだよ」「T2としてふるまってね」というようなことを書いています.英語が多いのは,日本語より英語のほうが回答精度がよくなるらしいからです.
yuisekiさんのGPTsが良い感じだったので,かなり参考にしています.
↑ ここは,プロンプトインジェクション対策部分です.これがないと,命令内容をペラペラとしゃべったりラーメン屋の頑固オヤジになったりするので注意が必要です.
↓ のツイートのインジェクション対策を参考にしました.
これで,簡単なプロンプトインジェクションはある程度防げます.
Knowledgeには,テキストファイルやPDFファイルなどをアップロードすることができます.私自身になりきってほしいので,私がこれまでに書いた文章などをアップロードしたいです.
一番情報をたくさん持ってそうなTwitter(新X)の投稿をアップします.
https://twilog.togetter.com/ に登録しログインして,「管理」から「ログのダウンロード」でツイートのデータをダウンロードしてきます.
Twilogに登録する以前のデータもDLできますが,最大3200件までしか取得できませんでした.私の場合はそんなにたくさんツイートしているわけではない(5年で9,000ツイートくらい)ので,3200件でも十分そうです.
実際には,下の画像のようにテキストファイルに整形しました.
旅行に行った日時や場所なども知識として持ってほしいのですが,私の場合,「那覇」とかだけツイートしていたりするので,その辺の補足も同じファイルの上のほうに書いておきました.
Knowledgeには8個までファイルをアップロードできるので,初め,ブログやnote,Qiitaなどの記事のデータもアップロードしてみたのですが,たくさんあればあるほど良いというわけではなさそうだったので,結局ツイートだけにしました.
いくつもファイルをアップすると,そのうちのどれか1つだけを参照して回答を作ることがあって微妙っぽかったです.
実際にできたのはこんな感じです.
いい感じになりました.
もう少し本人になりきってほしいのですが,どうしても「~のようです」など,他人事感を抜け出すのが難しいです.
AIに完全に人格を再現して分身としてふるまってもらうには,もう少し時間がかかりそうです.
今回作ったGPTsは誰でも使えるように公開しているので,ChatGPT Plusユーザの方は試してみてください.
https://chat.openai.com/g/g-eosZqfprH-t2
私はOpenAIの回し者ではありませんが,無料のChatGPTのGPT3.5と,課金版のGPT4では頭の良さがまるで違うので,課金することをおすすめします.
課金版にもチャット数の上限があるのでたまに3.5を使うのですが,3.5の場合,結局どっちなんだよ?みたいになることが多すぎるので,3.5だけ触ってChatGPTって騒がれてるけどこんなもんか・・・みたいになってしまうのはめちゃくちゃもったいないです.
↓(おそらく)GPT3.5の例
最近はGPT4だとPDFやテキストファイル,画像などもアップロードできるので,めちゃくちゃ便利です.
ここまで読んでいただきありがとうございました.もうアドベントカレンダーのネタあんまりないので,サークルのみなさん頑張って書いてくださいw
最後に,GPT3.5と4の違いについてわかりやすい例を紹介して終わりにします.
kaityo256/gpt-compare.md