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ヒヤリハットを共有して一体感を作る

転倒や外傷などの「事故報告書」は毎日のようにあがる。

残念なことに「ヒヤリハット」はもっと多いはずなのに、数日に一件ほどしかあがらない。あまり重要視されていないけれど、事故を未然に防ぐとても大切な情報だ。
うちの施設の場合は、書面で周知されている。

ハインリッヒの法則
1件の重大事故には29件の軽微な事故と300件の事故には至らない危険な状況(ヒヤリハット)が隠されている

知人の会社でのヒヤリハットを共有する方法が、素晴らしいと思ったので、ここでシェア。

会議や朝礼などの人が集まる場で、

「先日、契約の際に○○関係の書類の不備がありました。直ぐに気づいたので、事なきを得ましたが、損失に繋がる可能性もあったミスなので気をつけたいと思います。」

とヒヤリハットを口頭で発表する。すると周りは

「共有ありがとうございます!」

とお礼を言うそうだ。
このやり方で共有するとミスが減るだけでなく、現場に一体感が生まれると言う。

へえぇ。

お礼を言われるなら、ヒヤリハットは言いやすくなる。言いやすいとなると、件数も増える。心理的安全性というのかな。

そして書面で流し読みするよりも、実際に人の口から聞く方がイメージしやすく記憶にも残りやすい。

発表者は誰かの役に立てると実感できるし、聞く側の人にとっては、ミスを防ぐ為のありがたい情報を得られる。
皆を守る為に皆で共有する、助け合いの精神。これが一体感に繋がるのだろう。

一体感って、すごく良いな。どこの現場にも必要で、なかなか手に入らないものだろう。
うちの施設にも提案してみよーっと。

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