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コロナ感染、最近の症状はこんな感じ

もういい加減にして欲しいと介護業界の皆さまは感じていると思いますが、最近また増えているんですよね、コロナ感染。

うちの施設にも現在1名の感染者がいます。コロナ全盛期のように、「コロナが出たぞ、職員も抗原検査だ!」とはなりませんが、感染源は不明なままで発症されてから1週間が経っています。熱はまだ下がりません。

時々面会に来ていた奥様は「私はピンピンしている。」との事で検査は実施されていないようですが、本人はいわゆる寝たきりの方で、現在のところ職員も症状がある者はなく、一体何処から?という状況です。

症状は38度台の発熱と痰がらみで、ラゲブリオの内服が開始されました。ラゲブリオ、いま処方されるとめちゃくちゃ高額なんですよね。

3割負担の方で約2万8千円(5日分で)。つまり元は約10万円します。なので、処方する前に必ず家族に許可をとります。
お断りされる事はまずありませんが、皆さん驚く価格です。

世の中的には、扱いが軽くなっているコロナですが、知り合いの施設の怖い話を聞きました。

ショートステイ中の70代女性、ある朝38度台の発熱があり、施設内で抗原検査をしたところ陽性でした。

症状は発熱と咳嗽のみでしたが、念の為に病院を受診して解熱剤の処方を受けて施設に戻ってきました(夫のDVで自宅に戻れない事情があったそう)。

個室隔離で対応していたところ、その日の21時に心肺停止の状態で発見されました。

救急搬送されましたが、病院で死亡確認され、警察の介入があったそうです。死因は心不全だったと後に警察から連絡があったとの事でした。

心疾患の既往歴はなく、うつ傾向はあるものの、他に治療中の疾患もなく食事は自身で食べて普通に生活されていたようです。

多くの人には普通の風邪なのでしょうが、高齢者施設に勤務しているとコロナ感染後に亡くなる方は珍しくありません。

現在うちの施設で感染されている方も、ラゲブリオを飲み終えましたが、未だ解熱せず、少しずつ弱ってきている印象です。回復される事を願うばかりです。

それにしても、真夏のガウンテクニックは本当にキツイですよね。
同業の皆さま、何とか乗り切りましょう。

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