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老人ホームの居室に監視カメラをつける夫⑤通報

この話の始まりはこちらから。

先日、市の健康福祉局から施設に連絡が入った。

「施設の内情に詳しい人から通報があった」ので、詳しく話を聞きたいと言うことだった。
ホーム長とエリアマネジャーが市役所へ向かった。

通報の内容は「ある入居者の居室に監視カメラが数台設置されている。トイレ内にも設置されていて、これは本人に対する夫からの復讐だ。」と言うものだったそうだ。

以前、長時間排尿がないという深刻な状況の際に、夫が受診させてくれない件を市に相談していたので、それと同一人物かという確認もあった(同一案件)
※最近は自然排尿が順調にある

市としては「復讐」と言う言葉が出たことから、虐待に関連付けたようだった。施設として虐待と認識するのか、虐待と認識するなら放置することのないように、区役所にも相談した方が良いという内容だった。

虐待と捉えるかどうかは、カメラ設置を本人が同意しているかどうかもポイントだと助言もあった。

改めて監視カメラ設置の際の誓約書を確認すると、本人の同意があるとは明記されておらず、記載されたカメラの品番も現在設置されているものとは異なるという事だった。(当時担当していたケアマネやホーム長が転勤になっているので、詳細が分からないのが痛い)

施設としては、まず通報内容を施設内に周知し、虐待に該当するのかどうかを話し合う。その上で区役所への相談を検討する、という方向で動くらしい。その後で、全て固めてから夫と話し合いの場を設ける、という事になるようだ。

通報内容からして、通報したのは間違いなくホーム内の人間だ。なぜこのタイミングで通報したのだろう?最近の入職者なのか、それとも耐えきれなくなったスタッフが通報したのか。

確認するまでもなく、排泄の様子がカメラに映されているなんて、相手が夫と言えども不適切だ。
なぜ許可したのか本当に理解できない。

当初、トイレのカメラ設置理由は、オムツ類の在庫管理の為と言っていたのに、本心は執着なのか、支配欲なのか...

※ちなみに通報者は突き止めないとホーム長は申しております。それは良い配慮。

これを機にカメラ撤去ができる事を願う。

続く

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