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プラスチック まま・ここっと14

今から25年後の2050年、海の中を泳ぐ魚の量と、海の中を漂うプラスチックゴミの量が一緒になるらしい。
これはほんとに恐ろしい。

第二次世界大戦後に大きく世界に広がった、生誕100年にも満たないようなプラスチックが、なんと4億6000万年も昔から地球に存在してきた魚を追い抜こうとしているって話。

なぜか。プラスチックは我々人類のさまざまな願望を叶えるために化学で生まれたもの。そのために自然界の微生物たちが分解することができないんだそう。だからプラスチックをその辺にポイっと捨てれば、条件にもよりますが、500年もの長い間、世の中に存在し続けるんだそう。

「じゃあ、プラスチックやめますか?」
「いいえ、絶対に無理です」と断言できるほどに、僕たちの豊かで便利な生活はプラスチックに支えられています。

大切なことは、まずはプラスチックのことを知り、適切に回収して循環させることです。

プラスチックの代表選手、ペットボトル一つとっても興味深い。フタ、ボトル、ラベルは全部プラスチックだけど、それぞれ違うプラスチック。
そのため、それぞれを分けて集めれば資源として循環させることができるけど、混ざればゴミになってしまう。
保温性を高めたプラスチックの洋服。耐久性を求めた自動車部品のプラスチック。錆びないプラスチックの窓枠サッシ。カッコいいカタチのプラスチックメガネフレーム。

便利さがゆえに僕たちの暮らしになくてはならないプラスチックの、メリットとデメリットをしっかりと学び、目先の利益だけでなく、未来への影響も天秤に乗せて、納得のいく未来を選んでいかなくてはなりません。

※プラスチックの循環、いわゆるリサイクルは大きく3種類。ケミカルリサイクル、マテリアルリサイクル、サーマルリサイクルがあるが、焼却して熱エネルギーに変えるサーマルリサイクルは、海外ではリサイクルと認められていないことが多く、日本ではこれが80%以上の割合を占めていることも限られた資源の循環という視点で考えないといけない重要なポイントです

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