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自己紹介|珈琲の富田屋が取り組んできたこと

珈琲の富田屋
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自己紹介
どうも、はじめまして。
珈琲の富田屋の洲脇大輔と申します。
よろしくお願いいたします。
珈琲の富田屋の自己紹介しますね。
こちらは奈良県樫原市今井町というところにありまして、今井町というのは、南北300メートル、東西600メートルほどの環濠があるんですけれども、
コーヒー製造について
その中に500件以上の古民家がひしめく、そういう町並みに工房を構えております。
そちらに引っ越してきたのが2015年で、その前は2002年から大阪府守口市で自家焙煎のコーヒー豆屋をしておりました。
2002年の時からずっと通販専門で営業しております。
コーヒーは受注してから焙煎して、新鮮な豆をお届けしたいということで、店構えはしておりません。
それとあと、古民家で仕事をしたいとか住みたいというのがあったので、どこへでも行けるようにパソコン一つと焙煎機さえ持っていければ、お客さんを一緒に連れて行けるというか、そのまま引き継いでいけるということで、ずっと通販専門でやっております。
焙煎方法とコーヒー販売
そして、コーヒーの富田屋で当たり前として行っているというか、コーヒーについてあるんですけれども、当たり前だか別に言うほどもなくて、一応お伝えしておきます。
1つ目は、やっぱりおいしいコーヒーを仕入れるということです。
2つ目は、おいしいコーヒーを仕入れたとしても、やっぱり不良豆というのがありますので、カビ豆とか欠点豆を一つ一つ手で取り除いてハンドピックして、いい豆だけを焙煎しております。
あと、焙煎後にもハンドピックをして、焙煎後しかわからない豆もあるので、そういうこともしております。
3つ目は、受注を受けてから焙煎するので、新鮮なコーヒーをお届けしております。
ということを、おいしいコーヒーをお届けしたいということだったら、誰しもがやるようなことなんですけれども、やっております。
そして、コーヒーの富田屋についてのちょっとした説明というか、これまで取り組んできたこととか、実践していることとか、ルールみたいなことをお話ししていきます。
スタッフの雇用条件と採用方針
まずはですね、何年くらい前か、10年ちょっとくらい前からスタッフの人が、ほんの少しなんですけど、はじめは1人から始まって、今1日に2時間ずつの人が3人、だから大体6時間くらいは働いてもらっているんですけれども、そのスタッフの方の雇用についてなんですけれども、うちでは精神的な障害とか、耳の障害とか、聾の方とか、そういう方や、ずっと働けなかったニートの方とか、他にもいろんな方がいらっしゃるんですけれども、とにかく働きたいけれども働きにくいという方だけを採用しております。
採用するときも別に履歴書とか持ってきてもらわずに、面接して落とすというよりは、うちでいいのかということを結構聞いてますね。
うちでよかったら来てもらうということにしております。
スタッフが足りているときは全然、今はちょっと手一杯というか枠がないから、またタイミングがあったらお願いしますという感じでやっております。
スタッフさんは時給制なんですけれども、今は1050円を支払いしていて、今年の10月から1100円に毎年50円ずつ上げていこうと思っております。
あとは給料のこともそうですし、仕入れ先から仕入れた商品についてもそうなんですけれども、給料に関しては月末締めで、翌月の最初にここに来てくれた日にお支払いしています。
普通だったら月末締め、翌月末払いとか1ヶ月以上開くことがあると思うんですけれども、うちの場合は月末締めで、早いときは翌日にはもらえるという感じになっています。
仕入れ先からの仕入れの請求に関しても、請求書が届いて自分が開封して発見したら、そこからもう24時間以内に振り込むようにしています。
自分がもし見落としたり、どこかで封筒がストップしていたら、ちょっと遅れることはあるんですけれども、自分がちゃんと確認したものはすぐに支払うようにしています。
お金は止めておくと全然いいことないので、次の人に渡して、次の人がそれで借金、取引先とか、借金して事業しているところがほとんどなので、うちも含めてですけど、やっぱり1日でも早く入るとそこの経営は良くなるので、そういうことに気をつけております。
あとはですね、うちのお客さんで四国愛媛県の宇和島市にいらっしゃる方がいらっしゃるんですけれども、その方が2019年の7月に集中豪雨というか、すごい大雨が降って、そこの地域で土砂災害がひどいことになって、住民の方も数名亡くなられたということがあったんですけれども、道も寸断されて、孤立状態になったところに災害支援NGOの結さんという団体がそちらにすぐさま駆けつけて、そこに何ヶ月もずっと滞在して復旧活動をしていたんですけど、そのお客さんが結さんすごい来てくれて助かっているとか、いろんなことをおっしゃっていて、そういう団体があるんだということを知って、はじめは寄付を募っていたので単発で寄付をすることにしたんですけれども、これが一発で終わるのがすごい申し訳ないというか、すごい頑張っているし、いいことをしているし、困っている方に寄り添って、本当に親身に相談に乗ったりしていて、住民の方がすごい感謝されているのを知って、ここはちゃんと応援したいなと思い、
寄付活動について
2019年の7月、災害はもっと前かもしれないですね、2019年の7月からうちが珈琲定期船というのがあって、毎月お客様にお届けするというのがあるんですけれども、それに申し込んでくれはった1ヶ月目の分を送料引いた分、今だと300グラムのコースだったら2,350円引く280円、600グラムのコースだったら4,470円引く280円を災害NGO結さんに寄付しています。
額は毎月そんなに多くなくて、1万円から多くても3万円はいかないぐらいですね、それぐらいの額を毎月毎月寄付していっています。
もう数年、4年ちょっと経っているんで、合計額が131万9,800円、これが7月、先月末の時点で131万9,800円延べでお送りできています。
これも自分がやろうと思ってなかなか踏み出せなかったんですけど、もう仕組みの中に入れてしまってお客さんにも公表しているので、1ヶ月目だけを寄付するということに決めたらもうそこからは毎月やらんとあかんというのが自分の中でのルールになったので気楽に進めています。
もちろん1万円、2万円、3万円とか寄付するのがすごい勇気のいることで、何年も最後の送信ボタン、送金ボタンを押すのがちょっと躊躇するぐらいだったんですけども、やっぱり2年、3年と続けているといつもの流れでポチってちゃんと押せるようになって、すごいこの習慣化というのはやっぱりすごいなと思いました。
あとうちで、僕自身が化学物質過敏症とかあったり、もともと河川が汚れたりするの嫌だったので、うちでもこの事業所でも工房でも洗剤使うものはエコブランチ110という、それを使うと手洗いもしにくいし、あとその川に流れていくとヘドロがどんどんなくなっていくというものらしいんですけども、
環境に配慮した取り組み
微生物と松の木の樹液を使った洗剤を使っています。
他にはエコ系でいきますと、竹紙って言って竹の紙、100%の竹で作られた紙があるんですけども、それを印刷物には利用しています。
うちだけで使う分は裏紙を使ったり、裏紙がなくなったら竹紙を使って、お客さんに出す分は全部竹紙で吸っています。
竹紙っていうのも、今日本の里山っていう地域とか人と山の境界線あたりで竹がすごい生えてきて、ひどいところだと家の中にも竹が勝手に生えてきて畳から竹が突き出てくるとかいうこともあるらしいので、そういう日本の竹をちゃんと切って紙にするっていう会社があるので、そこの紙を使っております。
障害者の方とのコラボレーション
あとは、障害者の方が育てている野菜を毎週月曜日に配達してきてもらって、自宅分もあるんですけども、近所の4人くらいかなと一緒に共同購入しています。
お野菜は1個120円で、もう何が来てもいいよっていう風に言ってます。
その時々採れるものも違うし、いっぱい採れるものもあるので、指定してたらそれができなかったら持ってこれないので、何でもいいから持ってきてくださいって。
こっちで来たもん順に好きな野菜を買って買えるというシステムにしています。
120円って安いんですけども、これで利益こっちは乗せずに横流しというか120円で仕入れて120円で渡してます。
そんなことをしております。
あとはですね、このコーヒーの焙煎する工房とその2階があるんですけども、1階が工房で2階がフリースペースにしています。
奈良県産材を使用した施設の紹介
その両方を奈良県産材という木材を使って作ってもらいました。
リフォームで古い1855年の蔵を改修したんですけれども、その床板は奈良の吉野杉、柱は吉野の檜、梁は檜もあるし一番太いのだけが奈良の松になってます。
そういうことをすると、奈良の県知事の特別枠というのがあって、チャレンジ応援なんとかというのがあったんですけども、それの奈良県知事枠で認定されると、ローンを抱えたときに金利と保証料が無料になるというのがあって、それは奈良県が抱えてくれることになるんですけども、そういう制度を利用して奈良県産材を使いました。
だからすごい助かってます。
奈良県産材はちょっと高いんですけども、それに囲まれているとすごく心地いいですし、来た人は木の香りがいいねと言ってくれたり、あとコーヒーの香りもするので、両方がブレンドされていい匂いになっているみたいです。
あとはですね、自宅の木も国産材なんですけども、そちらは奈良県の木は使ってなくて、自宅をやってくれた公務店さんは、高知県だったと思うんですけども、ゆすはらの木を使う公務店さんだったので、そちらも全部国産材で作っております。
そんなことをしております。
それでですね、この工房の2階が空きのスペースになるということが分かっていたので、何に使おうか迷っていたところに、いろいろ考えた挙句、フリースペース、図書館みたいな本もたくさんあるんですけども、図書館的なフリースペースにしようと思って、2022年の7月頃から開放しています。
それは1日に100円入れたら、朝10時から夜7時までいつまで居てもいいよというシステムにしていて、別にコーヒーとか頼まなくていいというか、誰も2階にはいないので、本当に自由に使えるんですが、
コミュニティースペースの活用
そこでキッチンも一応作って、作りたい人はご飯作ってもいいですよという感じにしています。
2階の図書館は、ほとんどが寄付していただいたものの本なんですけれども、1000冊以上たまっていて、それらの本を自由に持って帰っていいですよという風にしていて、自由に寄付してもいいということにしています。
なので本がどんどん入れ替わるような「ぐるぐる本棚」という名前を名付けて、一応稼働しております。
その2階のフリースペースは普段は近所の方がフラッと、ちょっと喫茶店に行くでもないような方たちが、フラッとこう来て、ちょっと喋りに来たよみたいなのとか、あと近所の会社の方とか事業所さんが会議に使いたいって言って使いはるんですけども、別に貸し切りとかしていないので、そこにたまたま別の方たちが来たら会議も聞かれるし、そのおばちゃんたちの会話も聞かれるんですけども、そういう感じでいろんな人が交流してくれればいいなという場にしております。
交流の場としての機能
これまでに2回くらい知らない人とどっちが貸し合ったときがあるんですけども、そういうときはちゃんと会話も生まれて、楽しげな雰囲気にもなっておりました。
そういうのは2回の利用をしています。
他には絵画教室の先生が絵画教室をしたりとか、あとはあと曜日の夜は小学校の現役の先生が寺親に使いたいということで、学校では教えられないようなことを教える場にしております。
そんな感じでコーヒーの富田屋と2回は運営しております。
ちょっと長くなりましたので、ここら辺で一旦終了いたします。
長い時間貴重なご時間をお使いいただいて、聞いていただきまして本当にありがとうございます。
これからもちょっとずつアップしていこうと思います。
よろしくお願いします。
じゃあね。
バイバイ。

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