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【感想】アベマ社長が、激動の創業当時を語るー「渋谷ではたらく社長の告白」

みなさんご機嫌よう、とみたです

今回は、最近読んだ「渋谷ではたらく社長の告白」についてまとめて行きたいと思います。

この本は、AbemaTVなどで有名なサイバーエージェント創業者の藤田晋さんによる、創業当時の激動の時代を赤裸々に語った本です。

起業してみたいけどどうすればいいのか分からないという人や、全てのビジネスマンにとっても働く上で参考になるところがあるのでオススメです。

文庫本が出ており、500円程とかなりお安いので、電車での通勤中などにいかがでしょうか。


●この本を読んだ理由

こちらの本を読んだ理由ですが、マナブさんがYoutubeにて本の感想を書くように宿題を出しており、その課題図書に挙げられていたからです。

マナブさんがお勧めしているならまず間違いないだろう笑、と思い、読むことにしました。


●この本を読んで欲しい人

・起業してみたいけど、起業がどんなものかイメージがわかない人

・ベンチャーに勤めたくて、ベンチャーがどんな雰囲気か知りたい人

・アベマの社長がどんな仕事観を持っているのか知りたい人

●この本を読むと得られること

・起業がどんなものかイメージできる

・ベンチャーの空気感、熱量を体感できる

・アベマ社長の仕事観からヒントをもらえる


それでは、それぞれの内容について詳しくみて行きたいと思います


■起業がどんなものかをイメージできる

 本書に描かれているのは、藤田社長が学生時代にベンチャーで働いてた頃から、起業して会社を大きくしていくまでの波乱万丈の日々です。そこにはネットバブルの波に乗って希望に満ち溢れていた頃も、バブルが弾けて、会社を奪われるかもと疑心暗鬼になり絶望に打ちひしがれていた頃も、赤裸々に描かれています。

 私は会社を自分で興す、ということがあまりよくわかっていなかったので、この本を読んでかなりイメージすることができました。

○簡単なあらすじ

 藤田社長は学生の頃からベンチャー企業でアルバイトとして働きながら、メキメキと頭角を著し、その後はライバル企業に就職して、そこでも成果を上げて行きます。

 そして多くの人を裏切る形で独立し起業、渋谷で10畳くらいのオフィスを借りてサイバーエージェントをスタートさせます。

 それからはネットバブルに乗っかる形で、自慢の営業力を駆使して会社を大きくして行き、遂には上場を果たします。

 そこからネットバブルがはじけて株価が暴落、絶望の日々を味わいますが、徐々に会社そのものの価値が認められて株価は上場当時の価格まで上昇、その後の活躍は‥言うまでもないと思います。

 本書には、その激動の創業当時が勢いそのままに描かれており、読み物としても面白く、一気に読み進めてしまうほどです。

 起業を考えている人は、かなり参考になるのではないかと思います。



■ベンチャーの空気感、熱量がひしひしと伝わってくる

 本書には創業間もないベンチャーの様子が赤裸々に描かれており、ベンチャーがどのような空気感で仕事をしているのかがよく分かりました。

 何日間も家に帰らずに泊まり込む社員の様子や、人の出入りの激しさ。

これらは大企業に勤めていたら絶対に味わうことがないでしょう。

ここにはコンプライアンスだの、ブラックだのという認識はありません(今でこそ違うとは思いますが‥)

やる気のある奴だけが残り、やる気を失った奴は去っていく‥

とても厳しい世界です。

 創業間もない頃、藤田社長は週110時間働くことを目標に掲げていました。

110時間と言うと、平日は9時出社で深夜の2時まで働き、土日は朝9時から夜の9時まで働くことになります。要するに起きている間はずっと仕事です。

○仕事は自分で見つけるもの

創業間もないベンチャーにとって、仕事は与えられるものではなく、自分で見つけて動くもの。そんな風土が当たり前の様に根付いていました。

なので、初めてきた外部の役員や新入社員は、最初何をしたら良いのか分からず面食らったようです。

確かに大企業に勤めていると、上司からふられた仕事をいかに効率よく処理するか、というところに終始してしまいがちです。

しかしそもそも仕事とは、社会にとって価値のあるものを創造することに他ならないのです。

このようなベンチャー特有の風土なども参考になると思います。


■藤田社長の仕事観から学べること

私も含め、起業する気が今はないという人でも、藤田社長の仕事観から学べることはたくさんありました。

その中の一つですが、圧倒的な作業量から圧倒的な成果を生むことです。

新卒時の藤田社長は1年目から熱心に仕事に取り組み、大きな売り上げを達成しました。その成果が信頼につながり、独立したいと社長に申し出た時、社長から資金の提供を提案されたのです。

今企業に勤めていても、そこでの成果は必ず誰かからの信頼につながります。その信頼は自分自身への評価になるので、もし仮に会社を離れてもずっと自分自身についてきて、いつか自分を助けてくれるはずです。

まずは今の仕事で成果を出し、周りの信頼を増やしていくことが重要だと思いました。もし自分が会社を作ったとしたら誰がついてきてくれるだろうか、という視点で周りを見たら、自分がどれだけ信頼してもらえているかの指標になるかもしれません。


まとめ

以上まとめますと、本書を読むと

・起業時のイメージが掴める

・ベンチャーの空気感がわかる

・ビジネスマンとして役に立つ考え方が身に付く

などあり、読んで損はないと思います

物語を読んでいるようで一気に読めてしまうほど面白く、かつ役に立つことも多いので、読んでみてはいかがでしょうか。

それでは、また。

とみた







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