私のメンターはかかりつけの歯科医師だと思う。
メンターという存在に憧れつつも、がっつりメンターと呼べる人は今のところいない。でも、私にとってのメンターはかかりつけの歯科医師なんじゃないかな?と昨年末から思っている。
定期健診とクリーニングのために大体3か月に一回ずつ、歯科に通っている。(残念ながら、それでも時々虫歯が見つかる)いつも歯科難民になりがちな私だが、引っ越してから口コミを山のように検索し、周りの人にも色々聞いて、「第一印象から決めてました!」と通い始めた。このかかりつけの歯科医師のことはとても好きだ。「私だって、ここに金歯あるんだからー!」と豪快にカミングアウトしてくださり、何だか虫歯があることを受け入れていただけたような気分になり、一気に親近感もわいた。
さて、12月下旬に昨年ラストの定期検診があった。ラッキーなことに虫歯もなく調子も良いようで、歯科衛生士さんにクリーニングしていただいてほっと一安心した。最後は先生の最終チェック。
「ん、大丈夫ね。でもさ、富田さん、ちょっと頑張り過ぎじゃない?もっとのんびりした方がいいと思う。睡眠、しっかりとってね。あと、喉、気をつけてね。」
と先生が一言。「喉、気をつけてね」、何となくその言葉がひっかかったものの、とにかく無事に検診が終わったことに安堵した私は、「はーい!先生、今年もお世話になりました。良いお年をお迎えくださいー!」なんて、浮かれた感じにあいさつをして、お別れした。
風邪はまず喉からくる私。特にずっと話す仕事ばかりしてきたので、ひどい風邪をひくとガラガラ声になり、普通の大きさの声が出せなくなってしまうこともあった。(ここ数年は、対策として、冬は自宅にいる間ずっとネックウォーマーをしている。風邪をひきそうだなと感じた時や喉の調子がいまいちの時は、寝る時もネックウォーマーをしている。喉の弱いお仲間の方、おすすめです!)
さてその後、案の定、先生の予言通り、喉からくる風邪をひいてしまった。やっぱりプロってすごいなと思ったと同時に、「うー、先生。ちゃんと休みますー。もっと寝ますー。」と思った。布団にくるまりながら、あの歯医者さん、私のメンターみたいだなって、しんどい中閃いた!
がっつりお話をするわけではないし、私もピンポイントで伝えたいことだけ伝えて、先生もバシッと言葉で返してくださる。お医者さまって、身体を治すだけでなく、心もサポートしてくださるんだなって、思った。