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構造計算のルート

2、3階の木造住宅をメインに設計をしていると、
構造計算のルートについて深く触れることが少ない。

基本の基本だけど、改めて確認していきます。

構造計算の方法は3つのルートに分かれます。

【ルート1 許容応力度計算】
私が設計する木造住宅を構造計算する場合、こちらになります。
主に中規模建築物が対象になります。

【ルート2 許容応力度等計算】
ルート1の許容応力度計算を満足しつつ、建物の剛性、偏心率などのバランスや接合部の設計などの追加の計算が必要になります。
主に大規模建築物が対象になります。

【ルート3 保有水平耐力計算】
高さ31m以上60m以下の建物に適用する方法です。

最近は木造住宅でも中大規模建築物が増えてきてますので、
木造の設計者でも許容応力度等計算までできるようになると、
設計の幅が広がりそうですね。

今回、私が構造一級建築士の資格取得を目指そうとしたのは、
木造住宅3階建の共同住宅の意匠・構造設計をやることとなったのがきっかけです。

今回は木造でも構造一級建築士の関与が必要だったからです。

個人的には木造では関わることは少ないと思っていました。

ただ、木造住宅で使っている構造材を利用しての中大規模木造のセミナーを聞く機会が増えてきたので、今後必要な技術者であると感じ、チャレンジしてみようと思うに至ったのです。

鉄骨やRCの大規模建築物に憧れはあるものの、やはり木造が好きなんだなと思いますし、

木造でも大規模がだんだん可能になってきてる部分もあり、学べば学ぶほど幅が広がり、設計が楽しくなってきます。

ちょうど今日、これが届きました。

2015年版は持っていましたが、構造一級建築士にチャレンジするとなると最新が必要ですよね!

また、学んだことを少しずつアップしていきたいと思います。

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