日記 5/11

就活の話。

何回めかのオンライン座談会に参加した。何回か参加して思ったことだが、社員の話を聞くより学生の観察が楽しい。邪な気概で参加してて怒られてしまうだろうか。

社員の話は正直似たり寄ったりで目新しさがない。2割くらい面白い話をしてくれる人もいる。やはり共通の特徴がある。聞き手の頭の中で地図が描ける、この一点に限る。背景から動機、プロセスから結果まで一直線につながる話は慣れない分野でもスッと入ってくるものだ。

どれだけ複雑怪奇な物語も脳内でスパァンとつながるならば、その真髄を浴びるように理解できると思う。最近ようやく、積んでいた十二国記完走へ向けて走り出した。そんな背景もあってかその技巧の重要性を感じてしまう。

学生を眺めるのは存外楽しい。正真正銘赤の他人のプライベートを覗いて、その為人を邪推するのが一つの目的になっている。服装や部屋の様子、話口調、機材のレベル。普段から人観察をしていると断片的な情報からも意外と的を射た類推ができるものである。それを確かめる術はないのだけれどね。

100人を超える参加者の中には高校大学の同級生や、他企業の選考で共に戦った戦士の顔が見えたりした。それぞれ腹の中を隠して戦っているんだなぁ、なんてことも考えた。

最後に、以前、就活戦争みたいな読み切りあった気がするんだが、どんな話だったか。探して読もう。