中南米版アマゾンのメルカドリブレと本家アマゾンの直近決算を比較してみる
ナスダックにも上場されている中南米版アマゾンのメルカドリブレ(MELI)という会社の成長率がとても高いようです。
そこでなのかわかりませんが、同業他社で、他国にも進出しているアマゾン(AMZN)と比べて割安なのかどうかを比べてみました。
今回は、直近の決算(2022年第3四半期)で比べてみます。
売上高成長率前年同期比ですと、MELIは+44.6%・AMZNは+14.7%
でした。
第3四半期に達成したEPSを踏まえ、4回それを達成したと仮定した場合のPERを算出すると、AMZNのPERは87.5で、MELIは105.8でした。
PERの値を見るに、どちらもグロース株という認定をされているようですが、
AMZNはそもそも15%ほどしか成長しておりません。
一方の売上高では、まだまだAMZNよりも低いです。
ちなみに、AMZNの北アメリカのみでも売り上げは約790億ドルで、
MELIは売り上げが約27億ドルでした。
アルゼンチン・ブラジル・チリ・コロンビア・メキシコの5カ国を合わせると、
4億近くになり、アメリカ人口の約3.3億人を上回ります。
人口増加率という観点では、アメリカより中南米のほうが高く、潜在的なマーケットの規模はさらに大きくなりそうです。