【らんまん】明治17年の最新植物図譜
牧野富太郎が東京大学の植物学教室に出入りし始めたのは明治17年ですが、この頃、画期的かつ美しい植物図譜が生まれています。それがこの『小石川植物園草木目録』です。
小石川植物園の植物たちが、美しく精密な石版印刷(+手彩色)で描かれています。和名だけでなく学名が記されているほか、分類学上重要な、おしべ・めしべの形など、形体的な特徴を捉えた分図が掲載されているのも近代的・科学的な点です。
明治14年から19年までに3巻が刊行されています。1巻の価格は6円とあります。ドラマで万太