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サブカルとわたし
もはや、懐かしいワード。
『サブカル』
15年くらいまえに、ひょっこりあらわれた言葉かと思います。
トミーです。
サブカル、、、
私が初めて耳にしたのは合コンでした。
エンジニアの男友達が、仕事仲間を連れてくるからと、合コン開催を頼んできたのです。
優しい私は、とりあえず周りの女子をかき集めて行きました。
男ども全員一軍で草
私の友達以外は『ど一軍』でした。
IT業界は、
『ど三軍』か『ど一軍』か『ど外国人』の
巣窟と聞いていましたが、びっくりです。
友達は、私と仲良くできるくらいなので、
『ファッションでごまかしている、ど三軍』
です。
なかみは、ただのガノタです。
(ガンダムオタクの略)
誕生日プレゼントにシャアザクのフィギュアをプレゼントしたら、めちゃくちゃ喜んでいました。
きっと、ガノタはうっかり『ど一軍』から合コン開催を依頼されたのでしょう。
合コンがはじまり、ど一軍たちがそれぞれ自己紹介をします。
ど一軍『自分はぁ、GREEにつとめててぇ(時代よ)』
ガノタ『よ!大手!(謎のヨイショ)』
ど一軍『漫画とかぁ、映画とかぁ、
まぁサブカルが好きなかんじっす。ドヤッ』
サブカル!!!
はい、私はこのとき初めて『サブカル』という言葉を知りました。
『サブカル』って自分の代名詞になるんだと学びました。
私はそのころ、ファッションの系統が
『森ガール』でした。
森ガールも懐かしい言葉ですよね。
私、自然も森も嫌いなのに。
生なり色のゆったりワンピース
刺繍がほどこされ
デニムを重ね着し
ぺたんこシューズ
フレームメガネ
おだんごあたま
ぱっつん前髪
ななめかけの革製バッグ
どうみても
ハチクロの蒼井優崇拝のサブカル女
なのに、サブカルという言葉を知らなかったのです。
森ガール=サブカル女
そんな方程式なんて知りません。
ハチクロなんて全く見たことありません。
アウトレイジとか見てました。
ただ、単純にファッションとして『森ガール』が好きだったのです。
周りの女子が全員『巻き髪CanCam女』だったので、差別化のつもりでした。
ちなみに、私もびくびくしながら
『巻き髪CanCam女』になったこともありましたが、生きた心地がせずにやめました。
(男ウケどスルー)
あの合コンの瞬間から、なぜだか
サブカルアピール(笑)(笑)(笑)
という斜めな思考が完成してしまいました。
なんだか、サブカルを自分がオシャレであることをアピールする小道具にしている気がしたからです。
合コンの、ど一軍のせいです。
完璧に。
サブカルガチ勢、ごめんなさい。
のちに、サブカルガチ勢の3人の男子と出会いました。
彼らに共通することは、、、
物凄くナチュラルにひねくれている
音楽、文学、漫画、アニメ、ゲーム、映画、アート、ファッション、歴史、、、
聞けば必ず深いことを教えてくれて面白いです。
サブカル男子1
『トミー、キマッた状態で画集みたらヤバいからオススメ!』
サブカル男子2
『トミー、キマッた状態で音楽聴いたらヤバいからオススメ!』
ダメ、絶対なやつ!!!
どいつもこいつも頭のボルト吹っ飛んでるなぁと思いました。
視覚や聴覚が敏感になるんですね。
私には無縁な世界です。
そういうアウトレイジは必要ありません。
サブカル男子1.2
『キマッてるときの、性行為には興味ないんだよなぁ。』
知らんがな!!!
ダメ、絶対!!!
芸術にのみ感覚をささげたいっていう貪欲さ、
どこのアーティストだよ。
彼らは“ダメ絶対!”がない、普通の生活でも、
音楽や絵など創作に強い属性です。
羨ましい。
そして、3人目のサブカル男子は、
私の旦那だ。
旦那も非常にひねくれています。
いや、私からみたら普通なのですが。
『トミーが、◯◯(旦那)に増してひねくれているから、いつも変わっている◯◯が普通に見える。』
旦那と共通の友達に言われたのです。
なにそれ、こわい。
旦那は、創作には弱いタイプですが、
『自分だけの好きを追及する。』
といったタイプだと思います。
流行りも知っているうえで、ちょっと違うことのほうが面白いと思うタイプ。
旦那『映画モテキの藤本幸世はもはや俺』
と、よく言っていました。
そうか、ならば、
思わせ振りビッチなスタイルいい美人
にすぐ弄ばれるタイプだ。
モテキの長澤まさみの可愛さは異常
映画モテキをみて、サブカル男子も、
みんなにモテる女に夢中になるってことを学びました。
モテる女がサブカル男子に寄せるのがウマイってことなんでしょうが。
星野源がガッキーと結婚したの納得。
全国の『本当の星野源をわかるのは私だけ』
と思っていたサブカル女は爆発したでしょう。
そして、旦那もマニュアル通りにモテる女にひっかかるも、
星野源ほどのスペックは勿論ないので、
諦めて私にたどり着いた。
そう思っています。
私はサブカル女でもなければ、モテ女でもありません。
ちょっとだけ、ひねくれが激しい女
ただただ、そんなかんじです。
サブカルを自己プロデュースの小道具にしたら負けだ!!!
サブカルガチ勢を見ていると、そう思うのです。
にわかは失礼だなと。
こちとら、色んなことを教えてもらうくらいが、実のところ楽しい。
サブカルとわたしの距離感のお話でした。
懐かしいですね。
今日もありがとうございました!