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いまさらですが、おっさんずラブと林遣都という役者

おっさんずラブはリアルタイムで観ていた。

6話を見てもなお、「春田は結局ちずちゃんと結ばれるよね」などど同僚と話していたおめでたい私。

林遣都については放送開始直前に「しゃぼん玉」を観ていたこと。以前にNHKで放映されたNetflix製作ドラマの「火花」に昨今ないくらい心の深部まで浸食されていた記憶がまだ生々しく残っていたので。

安藤サクラの「百円の恋」を何度もリピートして観てしまうように。

「ああ 荒野」前後編を一気に2回見てある週末が終わってしまったように。

ああ、凄い子がここにもいるんだな。と思っていた。

今回のドラマでは、可愛いかいがいしい青年だけど、ヒロイン(黒澤部長とちずちゃん)の当て馬的役割の軽めの役なんだろうな。楽しいドラマだな。

毎回笑いながら、目の保養をさせてもらってました。

・・・・・まさか、ネットを中心にあんな熱狂が沸き起こっているなんて。

本当に驚いたよ。凄い。熱狂。熱狂。熱狂。

前職が書店員だったので、入手困難な雑誌をなんとか購入したい時によく相談されるけれど。次号のTVBros.も田中圭特集でWEBでは完売らしい。ドラマで使われた時計、服、マグカップなどもおおむね完売らしい。

みんな眠れないらしい。食べれないらしい。ちょっと羨ましい。

私も民の皆様の情熱に後押ししてもらっていつか絶対買うと思っていた「火花」のDVDboxを購入する勢いをもらいました。誠にありがとうございます。

どうしてこうなった?

言わずとしれた3人を始め、出演した役者の力量が並外れていた。ドラマに携わる脚本家、小道具を用意する人、照明、音響を担当する人たちその他(私の知らない)製作にかかわる人間の全てが高いスキルと深い愛情で世界観を共有していた。ことで類を見ないエンターテインメント作品に仕上がってしまった。しまった。と書いたのは現場の湿度温度その他の条件も相まってすべてがぶつかり、互いが互いの触媒となり融合し、予測不能の怪物ドラマができたように思えるからなのですが。

コミカルでハートフルでみんなが幸せになるユートピアのような世界。

でも、多くの人が嵌っているのは、牧と春田の関係や牧と武川の関係だ。

林遣都。つくづく凄いと思う。こんなコミカルなドラマでもこれだけ多くの人々を虜にしてしまう吸引力。神に愛された役者としての才能と清潔で品のある色気。同世代の役者の中でもずば抜けた美貌。無敵やん。

例えば、「シャボン玉」のむさくるしい髭面や、「火花」の中の何気ないカットをモノクロの画面にしてみる。

まるでフランス映画の1シーンのようではありませんか。フランス語、めっちゃ似合いそうだよね。黒曜石のような黒い沼のような大きな瞳。

ベティ・ブルーみたいの凄いはまりそう。37°2 le matin。狂気をはらむ役でも。それを見守る役でも。そして相手が老若男女のいずれであっても。誰か撮ってくれないかな。塚本晋也監督、熊切和嘉監督いかがでしょう。ぜひ。

まさに現代のファム・ファータール。

でも、「火花」のメイキングとかみてると、無邪気で節度ある20代後半の普通の男の子のようでもある。波岡さんが彼のことをめっちゃ可愛くてしょうがないみたいなの、伝わってくる。(BLの気配は、ない)

それもまたよし。

くれぐれも、リバー・フェニックスのように夭折はしないで下さいませ。

今は「チェリーボーイズ」のDVD発売心よりお待ち申し上げております。

これ、原作コミック好きだったんだよね。










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