知識とデザインを重ねる「比叡平の家」
京都と滋賀の境。
眺望がひらけ澄んだ空気に囲まれる 静かな街、比叡平。
ここに 来月完成予定のO様邸で外構の打合せです。
じっとりとした暑さが残る 完成間近な室内で
外構職人と共に庭の構想から始まります。
学生時からの友人でもあり 信頼できるパートナーです。
彼の話す庭のイメージや植物の個性に
じっと耳をかたむける時間でした。
視界の遮り方は フェンスの粗さで変わるという話や
木陰を作るための木を植える場所。
管理が楽な樹木の種類。
特にＯ様が気がかりだった天然芝については
人の手と機械の力をうまく組み合わせ
なるべく楽に済む手入れの仕方をお伝えし
少し安堵されていたご様子。
まだ草が自由に生えたままの庭にそれらを重ねると
ご家族が無理をせず 住まいにそっと寄り添ってくれる
そんな庭の姿が目に浮かんできました。
カーポートの構想や玄関の仕様
限られた予算の中 本当に必要かどうかをしっかり見極めます。
外構職人としての知識と
設計士からみるデザイン面を合致させる。
Ｏ様の描く理想像の総仕上げです。
これは 信頼できるパートナーとだからできること。
ひとつひとつ 納得いくまで確認しました。
夏秋が混ざり合う空に向かって
ゆったりと佇む平屋の住まい。
およそ１ヶ月後 この場所には明りが灯ります。
Ｏ様ご家族の生活が始まるその日に向かって
職人たちと息を合わせ しっかりと進んでまいります。
