iPadOS、気になる。
先週、今年のWWDCが開催されました。今年は、超ハイスペックのMac ProとPro Display XDRへの注目度が高かったですね。しかも、この組み合わせの最上位モデルは60,000USドル(650万円)を超えるとか。バブリーw
iPadOS発表~iPadの活用法が変わる?
で、個人的に気になったのはこちら。
Appleのプレスリリースはこちら。
そう、iPadのOSがアップデートされ、新たにiPad用の「iPadOS」がリリースされるとのこと。
おもな特徴は以下の通り。
・ホーム画面の刷新
・Split ViewとSlide Overの改善
・iPad Safariでの表示改善
・ファイル操作の改修
などなど。いずれも、よりPCっぽい操作に近づいている気がしていて(PCに慣れている人向けの操作と言ったほうが良いのかな?)、iPad / iPad minでは、「帯(PC / ノートPC)に短く襷(スマホ)に長し」の状況が大幅に改善されそうな期待が持てる発表でした。
とくに、上記の特徴以外で気になったのがテキスト編集機能のアップデート。以下、プレスリリースの引用です。
テキスト編集機能の強化
iPadのテキスト編集機能がiPadOSでは大幅にアップデートされ、精度と速度が一段と向上し、ポイント操作がさらに簡単で迅速になり、スワイプ1つでテキストを選択できるようになります。また、新しいジェスチャを使ってカット、コピー、ペースト、取り消しの操作もできます。
これがどの程度なのか、触ってみないとわからないけど、実体験レベルでストレス減少したらこれはかなり便利。
他にも、Split Viewの改善で、2つ同時にアプリが使えるなど、バックグラウンド操作が、もうちょっと使い勝手良くなる可能性も見えてきました。
自分が関わっている電子出版業務の観点でも、たとえばEPUBリーダー(Apple Books)と他のアプリの連動などもシームレスになるかもしれないし、また、Safariのレンダリングが変わるということであれば、最近はちょっと落ち着きつつあるWebブラウジングでの電子読書体験が盛り返すかもしれないし。
そういえば、デジタルコンテンツという観点では、今回のWWDCでは、iTunes(という形態)が終了して、コンテンツの特性に合わせたサービスに分割するというニュースも含まれていましたね(こちらについてはまた機会があれば何か書いてみたいです)。
閑話休題。
個人的なiPad体験と言えば、2010年5月に、アップルストア渋谷に並んで勝った初代iPadが最初でした。今から9年前!小学校と中学校を卒業できる年月。懐かしいw
その後、業務では新しい世代のiPadやiPad miniをいろいろと触ってきましたが、個人用の日常モバイルデバイスとしては、iPhone一択。
さらに、少しリッチな作業が必要な場合の、外出先の利用端末はノートPCばかりで、今年になってからはSurface Pro 6になり一気に軽量化され(それまでの初代Surface Bookは重くて腰に辛かった苦笑)、新しいタブレットはもういらないかな、と思っていました。
でも、今回の発表で、iPadというかiPad miniがけっこう使い勝手良くなりそうであれば、そちらにシフトしても良いかもと、少し思ったり。
今回のiPadOS、ここ数年のAppleの発表の中では、パット見の派手さはないものの(Mac Proのほうが派手さは強いw)、こういう隙間をきっちり埋めに来る感じ、今までのAppleっぽくないなぁと思って、それがまた面白くもあり、そして、個人的には期待したくなる発表でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?