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#10 スポーツがくれたもの

僕は、23年間で6種類のスポーツをしてきた。
スポーツしかしてこなかったと言えるほどスポーツに夢中だった。
というか今でも夢中だ。

23年間を振り返り、「スポーツがくれたもの」って何だろうと考えてみると大きく分けてこの2つじゃないかなと思う。

‘‘出会いと心‘‘


出会い

出会いと言うと人との出会いが思い浮かぶと思うが、その人達との出会いを作り出してくれているきっかけとなっている出会いを考えてみる。


現在、400以上の種目がオリンピックプログラムに含まれているように、スポーツの種類は多岐にわたる。

こんな考え方をしたことがある人はいるだろうか?

「そもそもスポーツが存在しているだけで、スポーツとの出会いを提供してくれている」

何を言ってるんだと思う人もいると思うが、僕が生まれるよりもはるか前からスポーツは存在し、欠かせない文化として受け継がれている。
そのスポーツが存在しなければ、僕たちはスポーツをしていなかったかもしれないし、今の僕はいないかもしれない。
つまり、スポーツの存在そのものが僕たちへの出会いを提供してくれているんだなと思う。

実際に僕は6種類のスポーツとの出会った。
サッカー、ソフトボール、バスケットボール、相撲、水泳、陸上競技。
学校で習ったスポーツを含めるともっと多いが、実際に自分がクラブの一員として取り組んだスポーツを挙げている。

この6種類のスポーツとの出会いがあったからこそ、僕は、そのスポーツを知る人、そのスポーツを楽しむ人、そのスポーツに全力を注ぐ人、そのスポーツを見る人、そのスポーツを支える人たちと出会うことができ、様々な関係性を築くことができた。

スポーツとの出会いを通じて、さらに人と出会う。

この出会いの連鎖こそスポーツが僕にくれたものじゃないかなと思う。

僕の周りには、スポーツがなければ、スポーツをやっていなければ出会うことができなかった魅力ある人たちであふれている。
だからこそ、スポーツと出会うことができて本当に良かった。



スポーツ4


心といっても、そもそも「心って何?」って思う人がほとんどではないだろうか。
正直、僕もわからない。(笑)

でも、スポーツを23年間してきてこうじゃないかな?と勝手に定義づけしたものが以下の二つである。

思考と感情

思考とは「考えや思いを巡らせる行動」

スポーツをしていると、「あの人に勝つためにはどうしたらいいんだろうか」や「もっとうまくなるためにはどうしたらいいんだろうか」と考えたことはないだろうか。

スポーツには勝ち負けがあり、成長を身をもって感じやすいからこそ、ものすごく思考する人が多いのではないだろうかと勝手に考えている。

僕自身、スポーツをやっているときは「この結果にたどり着くにはどうしたらいいのか」や「あの人の動きはこうだったけど自分がやったらどうなるのかな」などと常に思考している。

この思考は、日常生活や勉強にもものすごく働いている。

多分、スポーツをやっていなければ、日常生活や勉強をしている時でも、ただの作業になっていて、全く思考していなかったんじゃないかなと思う。

思考する力がついているからこそ今では当たり前のようにしている目標設定やタスク管理も、スポーツをしていなければどうやったらいいかもわからなかったかもしれないし、やっていなかったかもしれない。

本当にスポーツがくれたものって本当に多いなあ。


でもやっぱり、僕の中でスポーツがくれたもので一番大きなものは感情じゃないかなあと思う。


感情とは「人が心的過程の中で行うさまざまな情報処理のうちで、人、物、出来事、環境についてする評価的な反応」


スポーツをしていると様々な感情を持つ。
怒り、恐れ、悲しみ、喜び。

日常生活ではあまりそういった感情を持つことが多くはないのではないだろうか。

23年間スポーツに夢中になっているからこそ分かるが、本当にいろんな感情と出会う。

普段味わうことができない緊張感。
上手くいかないときの自分への情けなさ、怒り。
でも、何かを成し遂げたときの達成感、嬉しさ。

本当にたまらない。

これらの感情をくれたのもこれだと確信を持っていうことができる。
スポーツだ。

この文章を書けば書くほど、スポーツがくれたものってめっちゃありすぎて困る。ってくらいにスポーツって本当に素晴らしいものだなと思う。



最後に

走る


僕はスポーツにもらってばかりである。

前々から思っていたことだが、このもらったものを僕以外の人にも受け取ってほしい。

だから、僕はこれからもスポーツに携わり続けるし、スポーツの良さ、魅力をいろんな人に受け取ってもらうことができるような活動をしていく。

僕を作りあげてくれたスポーツに最大の感謝を込めて

僕と出会ってくれてありがとう。
そしてこれからもよろしくお願いいたします。


冨岡凌平



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