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「お金は本当に汚いものなのか?幼児期の金銭教育の考え方」
こんにちは。トミーです。
今回お伝えしたいことは「お金は本当に汚いものなのか?幼児期の金銭教育の考え方」についてです。
先日、子育て支援センターでフリーマーケットのイベントが開かれていました。さまざまな子ども向けのおもちゃや絵本が並び、にぎやかな雰囲気の中で買い物を楽しむ親子の姿が見られました。
そのとき、一人の女の子がかわいいおもちゃを見つけて「これほしい!」とお母さんにねだっていました。すると、お母さんは優しくこう言いました。
「おもちゃを買うには、お金が必要なんだよ。お金は大事なものだから、よく考えて買おうね。」
そのやりとりを見ていた年配の支援員さんが「小さいうちからお金の話をするのって、ちょっと現実的すぎない?まだそんなこと考えさせなくてもいいのよ」とお母さんに声をかけていました。
僕はその場面を見て、「お金の話を子どもにすることは、そんなにおかしいことなのだろうか?」と考えさせられました。
「お金は汚い」=お金にネガティブな印象を持たせる?
「お金は汚い」と聞くと、多くの人が「お金に執着しすぎることはよくない」「お金の話は品がない」といった価値観を思い浮かべるかもしれません。確かに、がめつい、強欲という意味でお金を汚いものとする考え方もあります。しかし、その考えが子どもにどのような影響を与えるのでしょうか
「お金の話をするのは悪いこと」→「お金を持つのはよくないこと」→「お金に興味を持つのは恥ずかしいこと」
なんて子どもながらに一生懸命に考えて、お金に対して消極的なイメージを持ってしまうのは、かえってよくないなぁと思います。
お金は「汚いもの」ではなく「大切なもの」
では、幼児期の子どもにどう伝えればいいのでしょうか?
お金は「交換する道具」であり、「大切なもの」として扱うことが重要です。例えば、以下のように伝えてみるのはどうでしょう。
「お金はね。必要なものや欲しいものと交換する時に使う大切なものだよ」
「欲しいものぜんぶ買うことはできないよ。『ほんとうにいる?』ってかんがえてみようね」
「お金はね、じぶんだけのためじゃなくて、おともだちやこまっている人のためにつかうこともできるんだよ」
「お金を使うと、お店の人とありがとうの気持ちが交換できるんだよ」
例えばこのように、お金を否定的にとらえるのではなく、「感謝や価値を交換する大切なもの」として伝えることで、子どもの金銭感覚がポジティブに育つと思っています。
お金をネガティブにせず、ポジティブに!
お金は決して悪いものではなく、人と人をつなぐ大切な道具。幼児期の今っからでも、ポジティブなお金教育を取り入れみてください。
PS.
保育士として12年間、保育園で働いた後、起業し、現在は保育園を経営しています。
経営を通じて「お金の大切さ」を深く学ぶ中で、幼児期からお金について学んでいれば、救えたものがもっとあったのではないかと感じることが多くありました。
そこで、幼児期から学べる「お金のこと」についてまとめました。
この内容が、子どもたちの未来に役立つきっかけになれば嬉しいです。
興味を持っていただけたら、ぜひ読んでみてください!