社会のなかの人間科学 Day4
大学院の講義の中で学んだことのリフレクションを社会にも役立てるべく、また自分の備忘録としてnoteに記す。
東京大学の岡田猛先生の触発と創造をテーマとした講義を受け、リフレクションを記す。まずアートの世界において私が知らなかったことを知ったことが3点ある。一つ目は、人間にはイマジネーション能力が備わっているということ。つまり見えないものを描くことができるという能力だ。次に、表現者と鑑賞者はイマジネーションの世界において意味づけをしてコミュニケーションをとるという。最後に、自分の枠組みの外側と出会うことと、内側から変更するすらしによって触発されるということだ。また、なんとなく分かっていたものの教えを受け、より深く理解することができたことが2つある。芸術を嗜むには経験や知識が必要であるということだ。作品とじっくり関わる経験が効果を持つという。ビジネスの世界においてデザイン・シンキングが一昔前から流行っているが、デザインはアートと深い関りがあり、イノベーションを目指す企業にはアートの発想が必要だということだ。これらのわたくしにとっての大きな気付きを得て、研究と実践においては、自分の研究領域の外側にも触れる経験を意図的に行い、触発を受けることに取り組みたいと思う。もともとの専門が経済で、そこから経営学、人的資源管理、そして人間科学、心理学へと領域を広げていった。ゼミでも多様なバックグラウンドのゼミ生からの意見と、ゼミ生からの発表に触発を受けることで、自らの研究にイノベーションを起こすことができる気がした。アートの世界は興味を持っていた分野であるので、美術館で絵画鑑賞をじっくりと行ってみよう。なにが観えてくるのか楽しみである。
http://www.p.u-tokyo.ac.jp/okadalab/publications.html