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Sicknote Page.20 辛さから開放されるためにはやるしかない
とにかく歩くしかない。
職場復帰も近いし、いい加減なんとかしないとなと思って、服を買いに行くことにしました。腰周りを締め付けず、ベルトで調整できる服を買います。これが自宅用。会社用は、タンスで眠ってた大きめのクラッシュジーンズを充てました。
あとは、入院中できなかったことをしたり、勉強とかは流石にしなかったけど、普段ゆっくり行かないところへ行ったりしました。
でもなんかこれが良かったのかもしれないと思うことがあります。
私の場合、入院も手術も自由のないバカンスに行っている感じだったし、退院後の定期的な散歩もかなりの気分転換になったのではないかと思います。
充実していたかどうかは別として、音楽聴きながら外を歩く(雨で歩けない日もあったけど)というのは、結構な気分転換になったと思います。
ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなど、いかに長期休暇でも、どこかで仕事のことを考えていました。この期間も考えていたし、退院の連絡のためのラップトップを開けたこともあったのですが、基本的には仕事は忘れて、ただただ体のことだけを考えて、3週間ほど過ごしたというのは、ある意味リフレッシュになったのかなと思いました。
職場復帰と心境の変化
職場復帰すると今まで溜まっていた連絡などを一通り目を通していくことから始めます。
時期は人事面談。初日にいきなり面談となってしまいました。職場復帰2時間で面談です。どうかしてるとも思いましたが、上司も忙しい人なので受け入れました。
最初の1週間はおとなしく定時で帰る。なぜか次の週からは終電で帰る日が続きます。病院で痛み止めをもらっていたので、何か傷めばそれを飲む。カロナールという薬なのですが、肝臓に負担をかける薬なので、服用後4時間は間隔を開けないといけない。
復帰後は調査系の仕事が多く、他の案件のサポートとかそういうのが多かった。
それでも夜遅くまで仕事をしていました。
急に仕事に目覚めた・・・というわけではなかったし、むしろ色々考えた結果、うつになるほど考え込まなくなったのだと思います。正直心境はというか考え方は以前と変わっていないと思います。
映画「ショーシャンクの空に」の言葉を借りるのであれば「Get busy living(生きるのに必死)」というわけでもない。どちらかというと、未練は多いかもしれないけど、死んでしまっても構わないのではと思うほどです。なにかその考えがクリアになった感じでした。
今夏の病気、あれのせいかな
今だから思うことがあります。
今回の病気、もし原因があるとするならあれかな?という心当たりみないなものがあります。
2018年頃、社内でもっとも大きなプロジェクトに参加して、とてもひどい労働環境だったことを思い出したのです。
開発期間1年ちょっと、それからも運用、保守、タイムカード上の残業は最高で月100時間以上が3ヶ月(役職手当になっているので残業代は出ない)、明け方に帰って、その日に出社する。リリースの当日は、顧客側の判断がほぼ見切り発車、徹夜も何回もした。精神的に追い詰められ、開発しているリーダー級が、家に帰らず会社の近くのホテルに帰り出社するということが頻繁に発生していました。
いわゆるデスマーチというやつです。
そんなときに、気付けのためにエナジードリンクやコーヒーを大量にのみ、タバコもそこそこ、食事は細くなり、体重が激減したのもこの時期。
多いときで、1日でエナジードリンク10缶、コーヒー5杯、タバコは1箱は吸わなかったけど、深夜に4~5本。
食はほんとに細くて、一食サンドウィッチと小さなサラダだけ、というか食べるより寝たいという生活。
大阪北部地震で交通が麻痺しても、台風で関空の連絡橋がやられ、台風被害で帰宅困難になっても、働いた。
このときに体を壊したんじゃないかなと思わなくもない。
まあ、因果関係ははっきりしないんでなんとも言えませんが、精神的にも肉体的にも負担はかかっていた。過剰に良くないものを摂取してるので臓器には負担がかかっていたはず。
自業自得ではあります。
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