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24 読書で学ぶ|「複利で伸びる1つの習慣」は習慣化のファイナルアンサー
46歳・女性・おひとりさまが、最高の50歳になるためにしたい100のことをやっていく体験レポートを書いています。
今回は24個目「読書で学ぶ|「複利で伸びる1つの習慣」は習慣化のファイナルアンサー
読書メモを取るようになって読書の仕方が変わった、という話を前に記事に書いた。
まだ、続けられている。
最近読んだ本で、いい本があったので、学びを書いておこうと思う。
こちらの本。「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣」
習慣化の本って、たくさん出てるけれど、この本は、習慣化のファイナルアンサー!
それくらいいい本だった。
まず冒頭で、いかに習慣化が大事なのかを、これでもかっ!これでもかっ!ってくらい説得してくる。
例えば、これ。
もし 毎日1% 良くなったら、 1年後には37倍 良くなるだろう。
たった1%の改善って「そんなんで何が変わるの?」と思ってしまいがちだけど、たった1%の改善でもやり続けたら、1年後は37倍にもなるんだ!と著者は説得してきます。
その具体例として、イギリスの自転車チームのエピソードが紹介されます。
当時イギリスのプロ自転車競技は100年近くも成績を振るわないでいた。・・・世界最大のサイクルロードレース ツールドフランスはさらにひどい有様で110年間 イギリス人選手は1人も優勝していなかった。
成績が振るわなかった当時のイギリス自転車チームは、この状態を脱するため、「小さな改善」を行う戦略を立てたのだそう。どういう理屈かというと…
自転車に乗ることに関係するものをできるだけ 細かく分けて それぞれ1%ずつ改善したら点 全部合わせた時に素晴らしい 改善になるんです。
ほほー。かなり、細かく小さな改善を行うところがポイントみたい。例えば…
様々なマッサージジェルを試し、一番早く筋肉を回復させるものを見つける。医師に最も効果的な手の洗い方を指導してもらい 選手たちが風邪をひかないようにする。 夜に熟睡できるように 各選手の枕やマットレスを指定する。
このレベルの細かさ!
あと、「自転車に乗る」っていうところだけでなく、「自転車に関わること」を広くとらえて、細かく改善していったのだそう。
ほほー。
その結果…
5年後の北京オリンピックでは、自転車競技に用意された金メダルの60%を獲得した。
なにか「特別な魔法」をかけたわけではなく、広く、細かく、改善できるところを1%づつ、毎日続けただけっていう話でした。
いやー、そうだよなー。
一流ってそういうものなんだろうなぁ。
もうこの時点で、習慣化を頑張りたい気持ちがウズウズしてくる。
そして、さらに、「小さな習慣は、変化がわかりにくいが、ある時一気に変化がくる」という話をしてくれる。
目の前のテーブルに一つの角氷があると想像してみよう。部屋は寒くて自分の息が見えるほどだ。 現在の室温はおよそ 摂氏マイナス4度。ここから非常に ゆっくりと部屋が暖かくなっていく。
ふむふむ。なにが起きるの?
マイナス3度
マイナス2.5度
マイナス2度
角氷は目の前のテーブルで、ただじっとしている。
温度が下がったのに、何も変わらないのね。
マイナス1.5度
マイナス1度
マイナス0.5度
まだ何も起こらない。
そして摂氏0度
氷は溶け始める。
それまでの温度上昇と何の違いもないようなわずか0.5度の差で、大きな変化が引き起こされる。
やっと、溶けた〜!
最後の、著者は、この話をこう締めていた。
努力は無駄になっていない。
蓄積されているだけだ。
全ての変化は摂氏0°cで起こる。
きゃー!しびれるー!
というわけで、習慣かもこんな感じで、ずっと変化が起きないように見えて、ある日突然変化が起きるのだと励ましてくれるわけ。
「なにも変化が起きないな」ってやめちゃいけないのよ。
摂氏0度がくるのを待って、コツコツと続ける。
そして、ダメ押しで、もう一つのエピソードが出てくる。
NBA の歴史上最も優秀なチームの一つで サンアントニオスパーズのロッカールームには、改革主義者ジェイコブ・リースの言葉が掲げられている。
ふむふむ。
何をやっても無駄に思える時、 私は石工がハンマーで岩を叩き割るのを見に行く。おそらく 100回叩いても、岩にはヒビ一つ見られない。
ところが 101回目に叩いた時点 岩は2つに割れる。
岩を打ち割ったのは最後の1打ではない。それまでの全ての殴打である。
世界中の習慣化の努力が、この言葉で報われて、成仏できた感じがした。笑
なーむー🙏
冗談はやめて、この3つの事例(イギリスの自転車チームの話、摂氏0度の話、石工の101回目に石が割れた話)だけで、私はこの本を買って良かったと思った。
すごくない?
素晴らしい説得。
読者を励ましてくれて、希望を与えてくれる。
習慣化が難しいのって、「これ、本当に結果が出るのかな?」とか、「やってても意味あるのかな?」っていう邪念が出てくるところだと思う。
「今日もやるの面倒だな」って思った時に、これらの邪念が出てくると、「どうせ、変化ないし、今日はいいかな」って思って、習慣化をストップしてしまう。
でも、この3つのエピソードは、この邪念を消し去ってくれる。
邪念が出た時に、「いやいや、そうじゃない。摂氏0度で全ての変化が起きるんだ」って思いとどまらせてくれる。
本の後半には、具体的な習慣化を身につける方法が載っている。そのパートも、わかりやすくて、良い本だった。
前職の上司に「良い習慣の奴隷になる」っていう言葉をもらったのだけど、私は、まだまだそこまで至っていない。
8月は、「とにかく何も考えずに、週3のジム通いをしよう」と決めたので、まずはそこからやってみようと思う。
読んでくださり、ありがとうございます(^^)/
自己紹介&サイトマップもぜひ読んでください。