見出し画像

強くなりたい。だからこそ、成人発達段階を一段ずつ昇るのだ【参考図書:リーダーシップに出会う瞬間】

明日、連休が明ける。憂鬱だ。単に遊びたいからだけじゃない、仕事を思うと鬱々とした気持ちになる。シゴト ツマラナイ。

仕事がツマラナイのはリーダーシップ不足かもしれない

「仕事がツマラナイ」とひとことで言ってしまえば芸がないのでもう少し分解すると、主導権を握れていないのが理由と思う。ここでいう主導権とは、自ら思考して意図をもって動くということ。会社においての決裁権とはまた別の話。いつの間にか上司の言われたことをトレースするような仕事をしてしまっている。提案をしても一方的に却下される苦い経験が積み重なって、すっかり保守的な仕事っぷりになってしまっている。そりゃ、ツマラナイわ。

この主導権をカタカナ言葉にするとリーダーシップ、と私は思うチームや仕事だけじゃなくて、自分の人生や行動全部をリードする(導びく)シップ(らしさ、性質、能力)という意味。

今日の参考図書はこちら。「リーダーシップに出会う瞬間」有冬 典子 (著)
チームのみならず、ビジネスパーソンとしての自分、自分の人生のけん引力について、大人の発達段階「成人発達理論」をベースに、物語を通じて語るので共感と共に理解がしやすい。大好きな一冊。ホント好き、ダイスキ。留雄TOP10に入る。

4段階で成長する大人のリーダーシップ

成長するのは子どもだけじゃない。大人だって成長(発達)を続けていて、リーダーシップにも発達段階が4段階ある。私たちは、この発達段階を1段ずつ昇ったり降りたり。三歩進んで二歩下がるを繰り返す。

  • 第1段階:利己的段階(自分が得することことが、大切)

  • 第2段階:他者依存段階(周りに嫌われないことが、大切)

  • 第3段階:自己主導段階(自分の信念を通すことが、大切)

  • 第4段階:相互発達段階(自分も相手も社会も、大切)

もう少し細かく紹介していく。

第1段:利己的段階のリーダーシップ

この段階にいるときにその人の行動を左右するのは、自分の損得。
自己中な奴ではあるが、この段階で自分の意見を押し通す推進力を身に着けていく。

社内の立ち振る舞いだとクリアしやすい段階だけど、自分の人生においてのリーダーシップを考えると…全っ然、クリアできない。

第2段階:他者依存段階

嫌われたくない、八方美人で気疲れするのがこの段階。一方、他人の気持ちを推察する力やコミュニケーションを学ぶ段階。

社会人だと嫌われたくないだけじゃなくて、評価下げられたくないという切なる願いがあるしね。
会社のことは嫌いになっても、私のことは嫌いにならないでくださいっ!

第3段階:自己主導段階

自分の良し悪ろしが形成され、行動基準ができるころ。信念を持つ反面、意見の異なる人、会社、上司との対立が出てきて疲れるころ。

なお私自身、2段階から3段階に昇った瞬間を感じたことがある。ただし、ビジネスパーソンとしての経験や知見が会社の基準に比べて圧倒的に足りていないため、周りとの摩擦で消耗して段落ちしてしまった。

第4段階:相互発達段階

他人も自分も所属する組織も、すべての成長の可能性を最大限に引き出そうとする。意見の異なる相手との出逢いも楽しみ、好奇心をもって自分が前に進む、ストロングスタイル。

私はまだ未知の領域。ここにたどり着いたら、毎日が楽しいに違いない。

それでも仕事ツマラナイなら未来の仲間のために修行と思えば

リーダーシップ不足と気付いたとしても、一朝一夕で身につくものではない。なので残念ながら、自分がリーダーシップを発揮できないツマラナイ明日は必ず来る。

そこで私は気休めだけども、今この瞬間を「いずれ出逢う運命の会社のための修行の時間」と考えることにしている。今が本番ではないなら、リーダーシップを発揮できない自分を責める必要もない。脳内愚痴まみれで判断力が鈍った状態で、転職を安易に選択することもない。

というか、早く年末年始の長期休暇がこないかな。待ち遠しい。


いいなと思ったら応援しよう!