この夏、私はひとつ夢を叶えてみる。#6
こんにちは。透明愛好家のtomeiです。「透明アイテムを誰かの手元に届けられる日」を夢みている私がこの夏、ひとつ夢を叶えてみるまでの様子を綴っていきます。
[前回の記事は下記より]
今回は、現在製作中のアイテム「Mokume candle」のお話。
Mokume candle
Mokume candleは木目の模様をした透明なキャンドルです。
木製の芯は火を灯すと「ぱちぱち」と小さな音を立てながら燃えていきます。
みなさんは1日24時間の中で、色々なことをしていると自分と向き合う時間をつい忘れてしまいそうになったりませんか?そんな時に私はよく、植物のお世話や、ランプの揺らぐ炎をながめて余白の時間をつくってみます。すると少しだけ心が落ち着くような気がすのです。きっとこうした気持ちになる人は自分以外にもいるかもしれない。そんな想いから「自分に優しくする時間を過ごしてもらえたら。」と、このキャンドルを作り始めました。
はじめのキャンドル作り
実はキャンドルを作りは初めての試みではありません。さかのぼること10年前。美術の高校に通っていた私は、創作意欲の塊のような人間で、その時は休日の合間を使って熱中していたことがキャンドルの制作でした。粘土で原型を作ってシリコンで型取りをしたり、キャンドルのワックスの種類を変えたり、温度変化で完成の違いを実験していました。
当時も今も気持ちが熱しやすく冷めやすい性格で、色々なことを始めては辞めてを繰り返している人生で、Mokume candleを作っている時はそんな人生の道の中で散りばめられた伏線をようやく回収しているような気持ちになりました。
香りの旅
Mokume candleを作るときに、見た目も香りも癒されるような一品に仕上げたくて、時間をかけて香りを学ぶ旅をしてきました。
色々なお店を回りながら、お店に並ぶアロマを手に入れ、家で調合したり、時にお店の人と香りについてお話することもありました。
香料というものは大きく2種類あって、自然の中から抽出された「天然香料」と人工的に精製された「合成香料」。合成香料は、香りの安定性と、コスト面、大量生産をするにあたっての良さはたくさんありますが、Mokume candleは天然香料です。
植物から抽出できるわずかな香料。安定性は揺らぐものの、自然由来だからこそ生まれる奥ゆかしい香りを楽しんでもらえたらなと思って選びました。香り自体は強いものではなく、ほんのりとわずかに香るため、強い香りが苦手な人でも使えるようにと微香料に仕上げてみました。
Mokume candleはひとつひとつ手作りです。気泡や木目の強さに違いがあって、販売でお見送りするのがちょっぴり寂しくなるような愛着も湧いてきちゃいました。笑
そんなMokume candleは2022年に7月に京都で展示と販売をしました。
ウサギノネドコ ギャラリー「透明展」
【詳細ページ】
今日ご紹介したMokume candleの他にも透明なアクセサリーを含めた展示と販売をしました。多くの方が手にとってもらえたなら嬉しいです。
今後その他のアクセサリーについても今後、noteやTwitterでお知らせしますのでお楽しみに。
いただいたサポートは、みなさんに喜んでいただけるような透明のモノづくり、食や芸術を促進をする活動に使います🕊もし、少しでも共感いただけるところがあったら嬉しいです。