フレッシュれもん
我が家には81歳の母親名義の軽自動車がある。数年前に目視せずバックモニターを頼りに後退したところ、リヤハッチとバンパーをぶつけてしまった事をきっかけに、説得して運転免許証の返納を決意させました。10年過ぎの軽自動車でまだまだ乗れるし、タイミングをみて名義変更してこようと考えてました。
わたくし現在無職でして、失業保険は今月で最後の認定日なので軽自動車検査協会とハローワークは目と鼻の先の距離ですから一緒に手続きもやってきてしまいました。
軽自動車検査協会 → ハローワークの流れで午前中には終了。お腹の虫もグーグーなってましてハローワークの対面に『かすかべ湯元温泉』という温泉施設があるので施設内の食事処で何か食べよう!と付き添いの妻と敷地内へ。
かなり強めの冷たい風を受けながらてくてく歩いていくと、私の背丈(173センチ)より少し高い細身の木が施設内に並ぶように植えられてます。なにやら黄色い物体が風に吹かれてゆらゆら揺れている。
「ん?ちょいと小さいけどレモン?作り物かな?」と私。
「そうだね。多分作り物じゃないの?知らんけど」と妻。
とりあえず触ってみる。少し弾力がある。よく見ると一部が茶色くなっている。ん?本物か?と思い小さな葉っぱをちぎって指で揉んで嗅いでみた。
「あれ?レモンの匂いがする!本物だ!」と私。
「レモンの木ってこんな感じで実をつけるんだね!知らなかった」と妻。
はずがしながら私も知らなかったです。収穫時期は場所と品種にもよりますが10月から3月の間らしいですね。ハローワークの駐車場に車を停めて歩かなければ気が付かなかったであろう「レモンの木」。
少なめの実が風に吹かれてあちこち落ちている。観賞用にしてはもったいないなぁ!と思いながら館内へ。
イタリアンカフェ、パン屋さんがありましたが、手打ち蕎麦処・天麩羅専門店「四季」で食べることに決定!お蕎麦と天ぷらのセットをいただきました。備え付けの藻塩を天ぷらにかけて食べたらめちゃくちゃ美味かったです。もちろん、蕎麦も蕎麦湯も。
膨らんだお腹をさすりながら館内を出て、てくてく歩いて駐車場へ。
風で揺れてるレモンの木を横目に
「よし!我が家もレモンの木を植えてみよう!」
と決意したとめきちでした。