建設技術者として覚えておかないといけないこと②:基礎の話
こんにちは!
今日もパワハラされ続けております。
毎日毎日資料を送っては「新卒の資料か!!!」などの罵倒を浴びております。
さて、今日も知らなくてパワハラされた知識を備忘録的に書き記したいと思います。
今日は基礎の話です。私がかつて仕事中にメモした切れ端をアップロードします。
パワハラを受けた私があわてて勉強した内容です。
建物の基礎には3種類あって、直接基礎と杭基礎と浮き基礎というのがあるらしいです。
正直浮き基礎は私がかかわった物件では見たことがありません。
直接基礎はその名の通り、土の上にそのままコンクリートの基礎を置く基礎
上の絵でいうと左下の絵ですね。
杭基礎はコンクリート基礎の下に杭を生やして、地中下の固い地盤「基礎地盤」まで到達させる工法です。
基礎地盤は概ね「N値」でいうと30くらいの地盤が選定されることが多いです。
どのくらいの深さまで打つかは地盤によるとことです。数メートルであることもあれば何十メートルも深いところになることもあります。
使い分けとしては、地盤にかかる荷重が概ね50kN/m2を下回る場合は直接基礎にしますかね。。。
直接基礎が使えるのであれば直接基礎にしたいものです。
だって、基礎をそのまま地面に置くだけなんですから、安いに決まってます。
私の会社では一軒家とかやらないので、建築物が直接基礎ってケースにはあんまり遭遇したことがありません。
で、上物のコンクリート基礎の形状によっても3種類あります。
べた基礎、連続基礎、独立基礎です。
形は絵に描いている通り。
べた基礎は建物の底面をべたっとコンクリートで覆ってしまう基礎形状。
独立基礎は建物の柱ごとに基礎が立つ形状。
連続基礎はその中間ですね。
私はあんまり連続基礎を使ったことはありません。
べた基礎と、独立基礎の使い分けですが、基本は独立基礎にしたいです。
だって安いから。コンクリート使う量が少なくて済みますので。。。
独立基礎だと、地面との設置面積が減るので、構造的にはべた基礎の方が有利です。
基礎構造を計画するとき、「直接基礎、杭基礎」からひとつ、「べた基礎、連続基礎、独立基礎」からひとつを選定します。
「直接基礎かつ杭基礎」「べた基礎かつ独立基礎」はあり得ませんが、「直接基礎かつべた基礎」「杭基礎かつ独立基礎」みたいな基礎はあり得るわけです。
この組み合わせの中から、構造的にも成立していて、かつ最も安い組み合わせを探すのか、「基礎設計」だと思います。