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らくがき"note"/PS4やボードゲームレビュー/「巌流島」レポ…

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らくがき"note"/PS4やボードゲームレビュー/「巌流島」レポート・レビュー/麻雀小説を公開(予定)/異種格闘技の小説を公開(予定)

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今後は2ブランドで展開すべき 「巌流島バーチャルファイト」レビュー

2022年の年末以来、本当に久しぶりに開催された異種格闘技イベント「巌流島」。 常々、ゲームと相性がいいと思っていた「巌流島」だが、今回本当にゲームのような世界と融合した「巌流島バーチャルファイト」という興行が5月3日にYouTubeで配信された。 「バーチャル」と名前が付いたことから、選手が仮想空間で戦うイメージが浮かんだが、思っていたよりもその空間が凝っていた。今回は古代ヨーロッパの闘技場のようなステージで、さながら秘密結社の地下闘技場のようにも見えた。 またゲーム

    • 2023年ベストコンテンツ

      ◆プロレス *1月1日開催 ABEMA presents NOAH "THE NEW YEAR" 2023 グレート・ムタvsSHINSUKE NAKAMURA https://www.noah.co.jp/thenewyear_2023/ あまり他団体には選手を派遣しないWWEだが、オーナーのビンス・マクマホンが失脚中に組まれた奇跡のカード。ムタが毒霧を吹こうとした瞬間、中邑がムタに口づけをし毒霧を吸い取り逆に噴射する。もう入場から退場まで芸術性が高く、終わったあと武道館

      • "シン"ではない、"シンデン"のゴジラだ! 『ゴジラ-1.0』感想

        時代背景が第二次世界大戦終戦直後で「マイナスワン」という名前がついたトレーラームービーを見た時、昭和29年(1954年)に公開された「ゴジラ」よりも前の話になり、原点回帰どころからさらに過去の世界でゴジラが暴れるのか……と期待半分、不安半分だった。 それに伴って、ゴジラ要素が薄く反戦メッセージが強めの映画だったら嫌だな……と危惧してしまったのだが、良い意味で裏切られた。反戦メッセージは適度に込められ、ゴジラ要素もしっかり強めでちゃんと調和が取れたゴジラ映画だった。 「マイ

        • 外宇宙から発生するニャッハハルド電波により、地球はまもなく終焉を迎える!

          3月某日、マイラボ渋谷で開催された「その怪文書を読みましたか」という展示イベントに行ってきた。 事前に話題になっていたのか、展示期間中は長い待機列が形成されたようで、途中からインターネットによる整理券システムに変更されたほどの盛況ぶり。 センター街という繁華街の一等地にあるワンルームくらいの小さな展示スペースには、十数点の怪文書が展示されていた。しかし、掲示された怪文書はほとんどがコピーされたものだったので、「原本」が見られずにちょっと残念だった。本当の怪文書には念が残る

        今後は2ブランドで展開すべき 「巌流島バーチャルファイト」レビュー

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        • 巌流島
          12本

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          2022年、印象に残った出来事

          ◆関東三大厄除け大師に参拝 ・西新井大師(東京都足立区) ・川崎大師(神奈川県川崎市) ・観福寺(千葉県香取市) ◇西新井大師(東京都足立区) ◇川崎大師(神奈川県川崎市) ◇観福寺(千葉県香取市) 中でも、千葉県香取市にある観福寺は最寄りの佐原駅まで東京駅から高速バスに乗って行ったので、ちょっとした旅行でもあった。香取市・佐原駅から20分ほど歩いたところにあり、境内は静寂に包まれており……というか、さすがに平日の昼は誰もいなかった。 これは同じ香取市でも香取神宮

          2022年、印象に残った出来事

          2022年ベストコンテンツ

          ◆ラジオ 田村ゆかりの乙女心♡症候群 第253回 5月12日放送 https://www.youtube.com/watch?v=vm_kT1cq95c 放送の前週に「テンション低い女がしゃべっててなんだこいつ」と思ったら自分だった、ということを受け、ずっとハイテンションでかわいい声でしゃべり続けた回。ゆかりんのラジオは、ちょっとした失敗エピソードをグチグチと語っているときこそ真骨頂だと思っているが、これはこれで声優の本領発揮が見られて面白かった。 ◆ミュージック Mia

          2022年ベストコンテンツ

          なんてハッピーエンドなガンダムなんだ!『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』感想

          総集編でもある劇場版三部作ではカットされているが、作画崩壊も含め一部のファンに人気があるTV版15話エピソード「ククルス・ドアンの島」の劇場版リメイクである。 ◆強くないアムロ TV版での序盤ということもあり、アムロはそこまで強くない。罠も看破できずドアンが搭乗しているザクにあっさりとやられてしまう。ニュータイプ特有のあのエフェクト「キュピピーーン」となる演出は劇中に一度も出てこなかった。 また、帽子とは言えどジオンの徽章を身に着けたアムロっておそらく公式的には初だと思う

          なんてハッピーエンドなガンダムなんだ!『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』感想

          2021年ベストコンテンツ

          ◆ミュージック ダーリンダンス/神田沙也加 4月23日配信 https://www.youtube.com/watch?v=EUuirhtqVDI ラジオでたまたま聞いた曲。歌声も含めボカロやアニソンっぽい可愛い曲だなと思って調べてみたら、神田沙也加によるボカロ楽曲のカバーと知った。とにかくPVがめちゃくちゃ可愛い。さすがは最強アイドルの遺伝子を存分に受け継いでいる歌手だと思う。母親と同じくこのような路線をずっと続けてほしかったが、もはや叶うことがないのがただただ悲しい。

          2021年ベストコンテンツ

          夏休み中に食べた物の備忘録(2021年)

          ◆月曜日 ステーキ五郎/赤坂 二郎系ラーメンならぬ、二郎系ステーキ。肉の上にたっぷりと乗ったもやし中心のトッピングとスープで食べる新感覚のステーキだ。最後、残ったスープにライスを入れて汁かけ混ぜご飯にするのが良さそう。 ミスジを使用しているのは良いのだが、たっぷりと入ったスープなのでステーキを切るときにちょっと皿からこぼれてしまうのが気になる。正直言うとステーキとこういう形で提供されるスープは相性は良くない。手のひらサイズの大きい唐揚げとともに、映える飯としては正解だ。

          夏休み中に食べた物の備忘録(2021年)

          新しい格闘技興行の"未来"が見えてきた 『Breaking Down』感想

          ◆「1分間最強」という"未来"実戦は1分以内に決着することが多いというコンセプトから「1分間最強の男を決める」というテーマが売りの『Breaking Down』。最初にこのルールを見たときに頭をよぎったのは、お互い様子を見ながら手を出さない「お見合い」と、金網への押し付け・グラウンド状態になったままお互い動かない「塩漬け」の懸念であった。 しかし、それは結果から言うと杞憂であった。事前に指示があったのかもしれないが、ほとんどの選手がアグレッシブに攻撃を仕掛けており、塩漬けが

          新しい格闘技興行の"未来"が見えてきた 『Breaking Down』感想

          「父に、ありがとう。母に、さようなら。そして、全ての子供達<チルドレン>におめでとう。」 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』感想 ※ネタバレあり

          ネタバレを含む感想である。それ故、映画を見た後に読むことを推奨する。各考察はより世界観に詳しい人に任せるとして(言葉にするにはあと数回見なければならなく、また様々な事象に詳しくなってからではないと難しい)、今回は感想を書きたい。 ちなみに、このタイトルはTVシリーズ最終回での有名なセリフであり、今回の劇場版(以下「シン」)とはとくに関係が無いので、安心してほしい。 ◆せめて、人間らしく 普通に『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(以下「Q」)の続きであった。『ヱヴァンゲリヲン

          「父に、ありがとう。母に、さようなら。そして、全ての子供達<チルドレン>におめでとう。」 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』感想 ※ネタバレあり

          ソロプレイですら何度もプレイしたくなる面白さ! 『スピリット・アイランド』ソロプレイレビュー

          ◆概要 プレイヤーは精霊となって「ダハン」と呼ばれる原住民の力を借りて、侵略者から島を防衛する協力ゲーム。 "精霊の島"という名前のごとく、テーマ的には、侵略してきた人間たちに災難を起こさせて、「この島は文明を築いていけない禁足地だ…」と思わせることだ。 詳細ルールは他レビューを見てもらうとして、成長やカードプレイを行う精霊フェイズ、速効性カード効果の発動、侵略者フェイズ、遅効性カード効果の発動という順を、勝利/敗北条件まで繰り返す。 町や都市を破壊したり、カード効

          ソロプレイですら何度もプレイしたくなる面白さ! 『スピリット・アイランド』ソロプレイレビュー

          明智光秀="あの説"を採用した意外な終わり方? 『麒麟がくる』最終回感想

          ◆時短がくる 率直に言うと、いろいろと時間が足りなかった大河だった、という感想だ。 放送前に発覚した当初の帰蝶役・沢尻エリカの薬物騒動、そして新型コロナウィルスによる放送と撮影の中断、それに伴う変化した撮影手段などが垣間見えて、せっかくのオールスター大河でやりたかったことが、なんだかいろいろとカットせざるを得なかった状況になったのではないかと察する。 なんだか序盤の斎藤家仕官の美濃時代が一番面白かったようにも思える。本木雅弘演じる斎藤道三を中心に、内乱、暗殺、家督争いが勃

          明智光秀="あの説"を採用した意外な終わり方? 『麒麟がくる』最終回感想

          ベスト・オブ・2020 面白かったコンテンツまとめ

          ◆ネットコンテンツ ▽Twitter imp数:654,998 4月28日投稿 imp数:343,320 8月20日投稿 SNSはまた内輪向けに回帰してほしいと願っているタイプなのだが、こうしてプチバズが起きたのはちょっと嬉しい。とくに民明書房ネタは引用RTなどを参照するとウケたようだ。 ポリコレ関係のハッシュタグを筆頭に、不満要素・ネガティブ要素のほうが様々な意見が飛び交うのでバズりやすい傾向にあるが、やはりクスリと笑える面白いツイートがバズったほうが楽しくなる世の

          ベスト・オブ・2020 面白かったコンテンツまとめ

          個人的なGame of the Year 2020と2021年期待のゲーム

          ◆今年購入したPS4新作ゲームリスト ▽2月20日 ペルソナ5スクランブル ザ・ファントムストライカーズ 侍道外伝 KATANAKAMI ▽4月23日 Zombie Army 4:Dead War ▽6月19日 The Last of Us Part II ▽7月16日 インディヴィジブル 闇を祓う魂たち ▽7月17日 Ghost of Tsushima ▽7月30日 ドラえもん のび太の牧場物語 ▽10月29日 ウォッチドッグス レギオン ※PS5版にアップデ

          個人的なGame of the Year 2020と2021年期待のゲーム

          正義をぶつける事が最大の悪なのかもしれない 映画『ミセス・ノイジィ』レビュー

          約15年前に「騒音おばさん」として話題になった事件がモデルとなっている映画である。 「騒音おばさん」について簡単に説明すると、大音量のラジカセとともに「引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!」と絶叫しながら布団叩きをし近隣住民を困らせるという、隣人トラブルの代表格とも言える事件でもある。その狂気的とも言える姿が当時のワイドショーなどに取り上げられ、やがてバラエティ番組でパロディ化されるようにまでなった。 「引っ越し直後は普通のおばさんだった」「隣人だけに異常性を発揮し、本

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