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【複音ハーモニカ講座】ハンドリングの練習法【基礎編】

今回はハンドリングの練習法をご紹介いたします。
ハーモニカ1本で演奏すると、曲によってはどうしても足りない音が出て来る場合があります。それを補う為に、もう1本ハーモニカを使用する事で、より原曲に近い演奏が出来ます。2本同時に持つので慣れるまでは難しいかもしれませんが、レパートリーも増えると思いますので、是非、練習してみて下さい。
持ち方を詳しく解説いたします。

① まず下のハーモニカを持ちます。写真の様に、握った薬指と小指の上に乗せます。右手も同じ様に持ちます。

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② 上のハーモニカを①の状態のまま上に乗せ、両手中指を写真の様に下のハーモニカに添えて、上のハーモニカを少し手前に出します。これが上のハーモニカが吹きやすい状態です。この時、両手首を少し内側に寄せると安定します。

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③ 下のハーモニカを吹く時は、親指で上のハーモニカを押し上げます。戻す時は、上のハーモニカにある中指を押して元に戻します。この時、上下のハーモニカの間に隙間ができないように注意して下さい。

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親指と中指の動きがポイントとなります。
左右にずれていないか、上下のハーモニカの間に隙間がないか、確認しながら、まずは手の動きを練習してみて下さい。

(2022.1 ハーモニカライフ95号に掲載)

高橋早都子
-Profile-

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間中勘氏の演奏「荒城の月」に感銘を受け小学校一年生か らハーモニカの道に入る。
その後齋藤寿孝氏に師事。
1995年 国際ハーモニカチャンピオンシップス、 複音ハーモニカソロ部門にて史上最年少で優勝。
ハーモニカトリオ「ミネストローネ」の複音、コードハーモニカを担当。
2007年第27回F.I.HJAPANハーモニカコンテスト・アンサンブル小編成部門で優勝。
現在、3児の母。子育てと演奏、指導の両立に奮闘中。
後進の指導やソロ活動も積極的に展開中。